憤懣

 岡山県で起きた事件だし、未解決で時々ニュースで取り上げられていたから、記憶から消えることはなかった。10数年経ってやっと犯人が見つかったが、その男の供述が、なんと「女の子の苦しむ顔が見たかった」だった。これを聞いたご両親の無念さは想像を絶するだろう。全くかかわりのない僕だって腹立たしくて仕方ない。憤懣やるかたない。そして今僕が思うことは、「お前の苦しむ顔を見たい」だ。重ねた数々の犯罪から考えて恐らく打ち首獄門になるだろうが、一瞬にして終わって欲しくない。正確に言うなら「苦しみ続ける顔を見たい」だ。これは多くの国民が思ったのではないか。あっという間に楽になんかなって欲しくない。幼子の人生を無残に奪った罪、ご両親の哀しみを作った罪は、永遠の水攻めくらいがふさわしい。
 憤懣やるかたない人間がもう一人いる。国民をだまし続け、仲間に国の金を流し続け、天皇陛下より偉くなりたがり、自殺者が出ても何食わぬ顔、刃向かうものは留置所に長期に閉じ込める。こいつも打ち首獄門相当だ。そうもう一人、口が曲がった阿呆も同じだ。