皮肉

よくここまで回復されましたね。当時の貴女の症状は想像するだけで同情を禁じえませんでした。
僕も首をバレーで痛め、首だけではありません腰もトイレに行けないほど激痛に襲われることも数回経験していますから、
痛みに関しては繊細です。数日仕事を布団の中で指示だけするという、肉体より精神のほうが痛い経験もしています。
ただ僕のは数日安静を強いられていれば回復する可能性が見えていますから、貴女のいつまで続くのと言うのと少し趣は異にしています。
そうしたものから解放されたとすれば同類としては安堵を許される心境です。
もし僕の漢方薬が1割でもお役に立ったとすれば、アクセルの上に置いた足の重量を減じる漢方薬だったと記憶しておいてください。
頑張ることに生きがいを感じる人特有の漢方薬だったのです。
日常をどう過ごすべきかヒントにもなります。
実はそうした人がとても多いことを日々の仕事の中で経験しています。
これもまた僕も同類なのですが。
ヤマト薬局

 今朝ある方に返信したメールの写しの一部だ。僕など比べ物にならない痛みを抱えていたが、やっと解放されたみたいだ。何年苦痛とともに過ごしたのだろう。立派な主治医がいて、所詮僕は端役でしかなかったが、上記の文章のように、頑張ることが美徳と考えている如何にも日本人らしい方に服用していただく漢方薬を経験的に見つけている。漢方の教科書には出てこないが応用編だ。イタイイタイで暮らしていたはずなのに、下さるメールはユーモアが溢れていて、ややもすると病気を抱えている人と言う認識を忘れてしまいそうだった。このように実際には会ったこともない多くの人格と個性に触れることが出来たのが、僕が最も苦手としているパソコンを通じてだから、これ以上の皮肉はない。