「乱用されやすい処方薬の代表格で、薬物依存の入り口ともなっていた抗不安薬エチゾラム(商品名デパスなど)が、睡眠薬のゾピクロン(商品名アモバンなど)と新たに向精神薬に指定される。乱用や依存を招きやすい物質を、国が「向精神薬」として指定し、処方日数などに制限をかけている。ところが、デパスは規制対象とはならなかった。日本以外に販売している国は少なく、国際的な規制の優先度が低かったためだ。エチゾラムの依存性は過小評価され、長く放置されてきた。「薬の力で一時的にでも現実を忘れたい」などと考える人たちの乱用や、救急搬送につながる過量服薬に用いられやすかった。エチゾラムはこの調査で、最も乱用されている処方薬と指摘された。」

 何か変だなとずーっと思っていた。これでからくりがよく分かった。処方する医師は安全だと言うし、何年も飲み続けている人も大して問題にはしない。持ちつ持たれつでうまくいっていたのだ。ところが統計には出てこないが、恐らく多くの事故や事件にからんでいたのだと思う。だから国も思い腰を上げたのだ。今までの事例を見れば一目瞭然だが、国にとって大切なのは国民の健康などではない。製薬会社がどんどん儲けて大きくなることなのだ。それに寄与すれば役人の定年後はばら色だ。合法的に中毒にすればザックザックと金が入ってくる。オレオレなどと危険な事をしなくてすむ。やはり大企業はやり方がスマートだ。国を動かしているのはやはりアイツらなのだ。政治屋や役人ではなく陰で操っているのはアイツらなのだ。