量産

 ユーチューブで佐高 信の講演を聴いていて大笑いしたところがあるから、これを皆さんに披露する。彼の講演はユーモアに富んでいて、僕みたいに集中力に欠ける人間には丁度いい。  アホノミクスが初めて総理大臣になったときに、年の暮れにテレビ局の人間が「今年一年を振り返って漢字一つで表すとしたらどんな漢字でしょうか?」と尋ねた。するとアホノミクスは「変化」と答えた。これでは記者はニュースにならないからもう一度同じ質問をした。すると「責任」と答えた。佐高 信はこのやり取りを持って「相手の言うことを聞けない人間、1と2の区別が出来ない人間」とこき下ろしている。そのような人間を指導者?と仰ぐように投票した人々を恨む。とんだとばっちりだ。  本来なら、アホコミがそれらを暴くのだろうが、飼い犬に成り下がっているので、むしろ隠蔽に回っている。いつか来た道で、本人たちの子や孫まで奴隷のように命を粗末にされる日が来るかもしれないのに、目先の何を欲して太鼓もちになっているのだろう。  今日も10人近い若者から苦痛に満ちたメールをもらった。底辺と呼ばれる人たちではないだろうが、恐らく社会の庇護とは縁遠い、孤立した人たちだと思う。守ってもらえない人、こうした人々が量産されている。これでもかこれでもかと、社会の富を手にする奴等の影で、失うものをほとんど無くした青年たちが息を潜めて暮らしている。羊などにはならないで。