表現

 アーサービナードと言う詩人が、今日テレビで面白い表現を使っていた。面白いというか興味深いというか、正に詩人だからこその表現だと思った。 あの日を境に歴史が逆回転し始めているのは多くの人が感じているのではないか。気がついているが、生活に追われ無関心を装っている間にますますそれが加速されている。そのことについてのコメントで「歴史教育は大切なものだが、覚えるものではない。疑って、検証するものだ」と言った。権力者が都合のよいように歴史を解釈し、それを鵜呑みにさせ、正に試験などがそうだが、都合のよい解釈を正解とされたらそれをそのまま検証することなく子供達は覚えるしかない。だからみんなが同じ間違いを植え付けられる。まるで野蛮国家のようなことが、先進国と言われる国で行われている。  こうした表現で今の流れを批判してもらえると、少しは気がつく人が増えるのではないか。言葉の持つ力を感じた朝の出来事だった。そしてプロの力を感じた朝でもあった。