表紙

 ああ、びっくりした。何気なく自分のブログを開いてみたら、全く変わっていた。最初は消えたと思ってしまって、一瞬動揺したが、自分のものであることはすぐに分かった。恐る恐る、昨夜まで当たり前のようにやっていた作業を確認してみたが、全部同じように出来てほっとした。数年前薬剤師が全ての段取りをしてくれて始めたものなので、もし消えたりしたら自力では絶対復活できない。いつもこのような不安感にとりつかれている。今日、ブログに目を通してくださる人が恐らく全員びっくりするのではないだろうか。 実は最近薬局に来るようになった女性が、その種の仕事をしている人で、パソコンについて相談しているうちに、僕のブログが余りにも簡素過ぎることを指摘され、せめてもう少し楽しげにと言うことで手を貸してくれた。プロのデザイナーだから本気でお願いすると単に好意でと言うわけには行かず、難しいところなのだが、ほんのちょっとした気まぐれ程度の助言でも、何も分からない僕には有り難い。そんな中、何の予告もなしに表紙が変わっていたので驚いた。文字しかなかったブログだから、少しだけ柔らかい?優しい?雰囲気が出ている。ちょっと気恥ずかしい気もするが、これからは表紙に合うように、穏やかで、ほんのりとした、誰も傷つかない明るい文章を書かなければならない。僕のもっとも苦手としているところだが。  それにしても彼女が無事、連休の東京旅行から帰ってくれてよかった。心配していたのだ。原宿あたりを歩いていたらモデルのスカウトにでもあって、そのまま東京に残ってしまうのではないかと危惧していたから。