英会話

 およそ見当はずれかもしれないが、NHKの英会話の番組を偶然見ていてこんなことに気がついた。丁度mayとmightの使い分けを説明していた。詳しいことは分からなかったが、現在形を使う場合と過去形を使う場合では、確率に違いがあるらしいのだ。どちらかが高くて、どちらかは可能性が少ない場合に使うらしい。その説明の後に外人教師が、表情や身振りで話しなさいと助言していた。その講義と助言を聞いていて、欧米人のおおげさな身振り手振り表情の意味が分かった。英語は恐らくかなり言語としては荒削りで、言語を補うものが必要なのだ。だから欧米の人間は大げさな仕草をするのだ。それなくしては、繊細な感情を伝えられないのだ。  そうしてみると、日本語の繊細さには驚く。全く表情を変えずに、例えば能面でさえ、喜怒哀楽をすべて表現できる。木のマスクをかぶっていても、すべての感情を表現できる。自慢すべき言語ではないかと思う。古代この国に暮らしていた人達の繊細さに驚く。  又一つ、英語を勉強しなかった、今更出来ない理由が僕の心に加わった。安心安心。