右手に良心、左手に悪意、右手に勇気、左手に臆病、右手に信頼、左手に裏切り、右手に成功、左手に挫折、右手に愛、左手に無視、右手に平等、左手に差別、右手に希望、左手に失望。僕は右利きだが、いつも左手の方が勝っていたように思う。よりよく生き様としていつも右の手を伸ばしたが、いつも届かず、結局なにもつかめなかった。左の手はいつも握り締めていた。誰にも影響を受けないかのように握り締められていた。そのお蔭でいつも左の手に苦しめられた。右の手でいくら解き放とうとしても、左の手は握り締められたままだった。開くことを忘れた拳を見ながら、残された歳月を数える。

夜の11時頃、隣の県から相談のFAXがはいってきた。Hさん、もしこのブログを読んでくれていたら連絡して下さい。携帯に返事をくれるように書いていたけれど、携帯のメール番号が消えていたので返事が出来ません。メールの番号だけ教えて下さい。