今日は、珍しく関東から甥がやってきた。なんでも友人が岡山で結婚式をあげたらしい。又偶然、息子夫婦が孫を連れてきてくれた。息子は車で1時間くらいなところに住んでいるのだが仕事が忙しく帰ってくることはない。息子と甥は同じ年で、中学生くらいまではお互い関東と岡山を行き来していた。そのうち受験期に入るとお互いそれぞれの道を歩み出し、10数年会う事もなかった。今ではそれぞれ子供も一人いて、それぞれが仕事で頑張っている。二人とも、当然仕事はきついが楽しいと言っているので、充実振りが分かる。彼らの年令はついこの前の僕自身の様に見えるが、実際には30年近くも前のことだ。  仕事を得て、社会の一員になり、社会の役に立てれることは幸せだ。その代価として給料をもらい子供を育てる。延々と繰り返されていることが、決して派手ではないけれど真実なのだ。真実とはいつもとても地味な作業の積み重ねだ。脈々と地下に流れる人間の営みは脆弱な地上の営みを支人々に用意されているのか注視しておかなければならない。