ついにダウン

 このところ、自分でも不思議なくらい元気だと思っていた。毎晩12時を過ぎて眠り、6時過ぎには起きていた。昨日の日曜日もいつものように爽快に起きたのだが、岡山駅に娘を送っていった後からとたんに寒気と頭痛と倦怠感が襲ってきた。まるでインフルエンザにかかったような感じだったが、家にいないから回復の手段がない。その辺の薬局に入っても、恐らく僕が欲しいような薬は置いていないだろう。車で休もうと思っても吐き気がしてそとの冷たい空気にあたりたくなる。冷気に身を寄せていると吐き気は軽減するが、今度は悪寒がひどくなる。そんなこんなで耐えてやっと漢方の研究会の会場に着いた。会場ではいつ倒れるかわからないような不安があった。そこで講師の先生に体調不良を訴えて、いつ退場するかわからないけれど、失礼をお許し下さいと前もってお願いした。すると先生はかばんから、ご自分の薬を取り出して譲って下さった。勿論、僕が欲しい漢方薬だった。先生は恐らくまさかの時のためにいつも持っておられるのだろう。2時間の講演の途中、30分くらいして吐き気がおさまってきた。その後猛烈な心地よい睡魔が襲ってきた。終わりかけには、倦怠感も取れて、夜する予定のバレーボールに思いをはせていた。勉強をする姿勢のままで、自分の症状が回復していく状況をつぶさに観察できた。漢方薬はゆっくり効くなんて事がまことしやかに言われているが全くそれには根拠がない。少なくとも僕のグループでは禁句だ。その後夕方にはもう1つの集まりにいき、2時間机の前に座っておれた。今日こうして仕事が出来ていることがとてもうれしい。遠くから来て下さる人に応対できないのはとても辛いから。過敏性腸症候群の方が、会議や遊び、或いは教室にじっとしておれないのがよく分かった昨日の体験だった。勉強、仕事どころではないよね。