エッセイ

神輿

もうこの真似は出来ない。逆によくやっていたと思うし、やはり若さはエネルギッシュなのだと再認識した。いつか通った道なのだがはるか昔に思えてくる。わずか20年くらい前までやっていたのに、今は命がけくらいに大変に見える。。 いつ中止の放送が流れる…

授業

まさかこんな答えが返ってくるとは思わなかった。子供と言っても下手な大人より考えが深い子もいる。 今日小学6年生を対象にタバコの害について授業をしてきた。去年に引き続いてだから要領は得ているのだが、生徒は違うものの担任の先生と傍聴する養護の先…

性善説

2009~13年に欧州医薬品庁(EMA)が承認したがん治療薬は、そのほとんどがOS(生存期間)やQOL(生活の質)を改善したという明らかなエビデンス(証拠 根拠)がないまま上市され、販売開始から最短3.3年の時点ではまだほとんどの適応症で決定的なエビデンス…

勉強会

2018年度介護報酬改定の基礎資料となる介護事業経営実態調査の結果公表を厚生労働省が衆院選後に先送りしていたことが、同省関係者への取材で分かった。社会保障費抑制の観点から介護報酬は厳しい改定になる見通しで、今回の調査結果は財務当局が報酬引…

喪失感

まあ、何週遅れか分からないけれど感動したので1度書いておきたい。 毎日ブログを書いた後に、ユーチューブの面白い映像を一つだけ紹介しようと思っている。色々物色するが最近面白いのはアホノミクスの批判の替え歌だ。あの汚い人間性をとても旨く歌にして…

2017年10月8日、第50回日本薬剤師会学術大会が東京で開幕した。会場は東京国際フォーラムとJPタワー ホール&カンファレンス(いずれも東京都千代田区)。朝9時30分からの開会式には、多くの来賓が詰めかけた。総選挙前ということもあってか、複数の国会議員…

動機付け

妻がよく世話をしている女性の招きで、ある医院のお祭り?に行った。〇〇医院と言う名前だったので小さな個人の医院かと思っていたら、想像以上に立派なものだった。看板を見てみたら、一杯の診療科目を標榜していた。とても個人では出来るものではないから…

揶揄

世の中には才能のある人が多く、こんな危険なときにでも笑わせてくれる人がいる。アホノミクスのとってつけたような「国難突破解散」を「ボク難」と揶揄している。それが真実を鋭く突いているから余計面白い。旨く表現するものだ。 インターネットが普及して…

保身

胡散臭い世論調査でも3割の国民くらいしか支持していないのに、パソコンを開くたびに浮腫んだ顔のヒトラーみたいなアホノミクスの顔が出てくる。そのキャッチコピーが日本を守り抜くだから笑いが止まらないし、最近はむかつきも止まらない。あまりに不愉快…

視点

思わぬ副次効果だ。老後資金を回してあげてよかったと思う。勿論金額では折り合わないが、皆が楽しそうにしている姿を見るのはそんなものには換えられない価値がある。 30人近いかの国の女性たちが、嘗て土木事務所の出先機関として使われていた建物に暮ら…

プラネタリウム

始まって数分しないうちに失敗を確信した。と言っても少しだけ遅刻したので全くの最初からではなかったのだが。だが、その遅刻で面白い経験も出来た。まずはそちらの話から入っていく。 3ヶ月の短期間の研修生達に何とか思い出を作ってあげたくて、インター…

ぬか喜びしない前提で・・・少し嬉しいです。 思い出話になったらいいですね。 またまた、あなたの体験が人を助けることが出来るかもしれません。 こんなレパートリーは増えなくてもいいと思うのですが、年齢とともに次第に増えるものです。 僕も結構幅がで…

お土産

外国ではそういった風習があるのかどうかわからないが、ここは日本だし、まして田舎の牛窓だから欠かせないと思った。そしてやはり手を抜かなくて良かったと思った。 「ちょっとしたものでいいよ。気持ちが伝わればいいのだから」と言っておいたら絶妙のもの…

縁側

今日から、隣の古民家に8人のかの国の人たちが住むことになった。我が家の3階に2人だから10人と近距離で暮らすことになる。僕は、特別かの国の人を選んでいるわけではない。牛窓で働いているという偶然だけだ。現地の4000人の従業員の中から選ばれ…

経験者

「第二の人生じゃないの、大切にせられえ(しなさい)」と僕が言ったのは、先日もちを詰まらせたという82歳になる男性だ。処方箋の薬をとりに来て、いつものように取り留めの無い話をする。ところが今日のは、とりとめがあって面白かった。勿論無事生還し…

向こう岸が赤いパンフレットを持って写っている写真を見た。見たくもないが目に留まったので仕方ない。一言言わなければこの不快感の代償にはならない。「この国を守り抜く」と表紙に書いていた。どんな顔をしてそんなことが言えるのかと思う。戦犯のおじい…

伝承

毎月水道のメーターを検針してくれるオバちゃんが娘に、「水道代が一気に上がっていますが、どこか漏れているんではないですか?」と尋ねたそうだ。夏に駐車場の花壇にしばしば水をやったそうだが、その比ではない。心配になって業者に調べてもらったらやは…

印象

頑なに写真を撮られることを拒む。冗談に隠し撮りをすると、笑いながら怒る。数回目には逃げる僕を追いかけて肩をつかんだ。その力の強さに驚いて本心で嫌がっていることを悟った。かの国の女性達の写真の撮られ好きには驚くことしばしなのだが、逆の人に会…

好感度

隣の家は築90年と説明を受けたが、何度かリフォームしていてそのようには見えない。1年前までは普通に住人が暮らしていたし、その後は亡くなった方の兄弟姉妹が別荘代わりに使っていたから、意外と綺麗だ。ただ、亡くなった方が僕と気が合って、いやその…

ついに見た。いたちを。牛窓ではない。隣の町にある邑久駅の駐車場をゆっくり歩いて横断していた。岡山から邑久駅に着いたのが夜の9時だったから、夜行性で出勤途中だったのかもしれない。広い駐車場に車が10数台止めてあったが、いたちにも見慣れた光景…

現像

皮膚病の相談に来た女性の症状の確認のために娘に呼ばれた。僕は近くの相談コーナーで、ある女性の相手をしていた。小さな薬局だから、数歩歩けばその女性の所に行ける。 患部を見せてもらおうとした時僕のほうを見て「同級生」と言った。確かに同世代っぽい…

、面接

いつもの薬をとりに来る時間帯と違うので「どうかしたの?」と尋ねると「失業中」とだけ答えた。なるほどそれなら分かる、世間ではまだまだ人は働いている時間帯だから、ラフな格好で現れる理由としてはありがちな話だ。元々今の仕事がよく続いているなと思…

人間関係

「耳鼻科でもらっている薬について、僕がとやかく言うわけにはいかない」と内科医に言われても、耳鼻科の薬をもらい始めて、急にむかむかするようになって朝から調子が悪く食欲が落ちたのに訴えないわけにはいかないだろう。まだ1週間のことだが、患者さん…

鉄砲隊

考えてみればジャズをまともに聴いたのは初めてかもしれない。高校時代、下宿の同級生が熱狂的なジャズファンで、別世界の人のような印象を持っていたが、当時、ジャズを聴く能力がある人を若干尊敬するような風潮の中で暮らしてきたから、ジャズは無視でき…

うかん常山公園

2つの意味でもったいない。同じ県内でも知らなかったのだから、もう少し知らしめたら、訪れる人も増えるのではないか。海岸沿いに住んでいる人間にとってはとても興味深いイベントと景色だった。 今朝8時に出発した。高梁市にある「うかん常山公園」で大道…

消息

風の便りではなく、奥さんに直接聞いた。「あの人が!」と言う驚きの声が思わず上がった。 薬局に入ってくるなり「お久しぶり」と言われて顔を見るが、思い当たらない。初めて会うのにひどく馴れ馴れしく、久しぶりを強調する。向こうが僕を知っていて、こち…

若竹荘

思わず「へーぇ!」と声を出した。どういった感覚だろう、ありえないとなるほどの中間あたりだろうか。あの築90年の家に名前をつけなければならないとは。誰のために、何の為に。 相手が企業だから、なあなあではすまないらしい。僕は単なるおせっかいだか…

無自覚な被害者

アホノミクスが始まってから、疫人が国民のためではなく、政治屋や鬼業家のために「堂々とこそこそ」働き出した。以前はこそこそ働いていたが、今やおおっぴらに行動したほうが褒美がもらえるとあって、堂々と汚い手を見せる。何をしても政治屋が守るどころ…

三部作

今日も雨がテーマで、3日連続になる。こういうのを出版の世界では「三愚作」と言う。 今日は雨が降ることがテーマでなく、雨が降らないことがテーマ。ただし会話は台風の前日、備前市から漢方薬を取りに来た男性とのものだから台風関連であることには違いな…

雨には負けた

昨日、高尚な宮沢賢治の詩と教会の教えをブログに書き終えてほっとして電源をきったところで、足元に水溜りが出来ているのを見つけた。鉄筋コンクリート造りの家だから台風など物ともしないように見えるが、実は横から降る雨にはめっぽう弱い。防水加工が完…