喝破

 最近のルーティン。それは夜中に寒さに震えながら目を覚まし、慌てて窓を締めること。そして薄い布団をかぶる。主にお腹と足の部分。体中を覆うにはまだ早い。
 多くの人が「昨日の夜は寒かったなあ」と、会計が終わった後の雑談で言う。もっともそんな会話は若者はしない。年配者だけだ。心地よい夜が過ごせたと言う意味もあるが、恐らくこの夏も命を落とさずにやり過ごせそうだと言う安堵感だと思う。これは僕の実感だが、夏は命がけ。心臓から拍出する血液では賄えないから、熱中症で倒れ亡くなる。
 3年前、宮島にベトナム人を真夏に連れて行った。炎天下にポカリスエットを片手に案内したのだが、しんどくなり帰りの宮島口駅のホームで座り込んだ。無事彼女たちを連れて帰れるのかと不安だったが、電車に乗り込み、効きすぎたクーラーで冷やされたら一気に回復したのを覚えている。そのことがきっかけで、夏のウオーキングで息切れがする理由が分かった。心臓が弱くなったなあと嘆いていたが、単なる脱水症状だったのだ。
 以来、熱中症にはナーバスになった。夏と言う季節が好きで、あまり水を飲む習慣もなかった僕には、青天の霹靂だったが、「あんたももう歳やで!」と喝破された先生の言葉が身に染む。

 

自民党はやはりオカルト集団なのか?安倍晋三・永久顧問の何とも言えない気持ち悪さ。安倍をゾンビにしてまで担ぎ出す自民党の人材不足。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube

難問

 おはようございます。お世話になります。
 股関節ですが、おかげさまで普通に生活しています。翌日は左のお尻が痛かったのですが、翌々日からは調子良くなりました。
 ふんわり左股関節に違和感があるような、無いような。でも、生活するのに、不便はありません。
股関節ではないのですが土曜日は仕事でずっとバタバタしていたからか、仕事中に右膝がクキンと骨がずれたような痛みがありました。
 しばらくすると自然に治るのですが••••
  このような状態ですが、漢方薬は続けた方が良いですか?
 痛くはなくなったので、今回はこれで一旦おしまいでも良いですか?
 判断に迷っているので教えていただきたいと思います。
  よろしくお願いします。

 


なかなかの難問です。
薬局の経営者としての回答は、これから年齢を重ねるにつれて、色々なところが故障しがちになってきますから、ずっと続けられたらいいですと答えたいところですが、これで喜ぶのは、将来のあなたと、僕の財布です。将来のあなただけが喜ぶのなら続けたほうがいいと思いますが、僕も喜んでしまいますから善意とは程遠いです。
僕も結構不摂生や、バレーボールのやりすぎで体を傷めていますから、治療者と患者の両方の立場です。自身では、その時の辛い症状を漢方薬で何とか乗り切っていますが、治れば(症状が隠れれば)漢方薬はすぐにやめます。腰も首も、背中も傷めていますから、次にどこが痛くなるかわかりません。僕の漢方薬はご存じのように症状に合わせて作りますから、症状がない時に飲むのはもったいないです。
僕が調子がいいときに続けているのは、筋肉と軟骨と骨を強くする薬です。身長が縮んできて、太ももがやせてきて急に怖くなり、70歳前までほとんど僕の薬局の薬も飲まなかったのですが、(病院の薬は今でも飲んだことがありません)
今は必死で飲んでいます。少しスタートが遅くなったかなとは思いますが、老いが現在進行形になってから慌てています。
ただし、それらをあなたに勧めることもしません。僕は物売りをしたくないから今の形態にしているので、欲しくて我慢できなくなったら武器はあるとだけ覚えておいてください。
僕より一回りは若い貴女ですから、柔らかくて美味しい肉を食べ、よく歩き、よく笑えば何もいりません。それが幸せと言うものですから。
ただし、広大な田んぼが売れたら即連絡してください。トラックで一生分、僕が飲んでいる薬を送ります。
ヤマト薬局

 

過敏性腸症候群、うつ病のご相談は栄町ヤマト薬局へ

 

お礼

 申し訳なくてこちらからはお願いできない。ところがメールが入ってきて、今日草刈りに行くと言ってくれた。新しいメンバーがその中に一人いて、6月に来日したばかりで、牛窓の花火大会にやってきた縁だけだ。とても痩せていて、炎天下での作業など頼めそうもないのに、他のメンバーに見劣りしないくらい働いてくれた。僕なら入って行くのがためらわれるような草丈の所も、ものともしなかった。お礼の仕様がない。
 そこで何とかコロナの感染のリスクが少なくて楽しんでいただけるものを考えたら、灯台下暗しで、牛窓のホテルが運航しているヨットのクルージングを思い出した。もう10年以上前に数人を乗せたことがあるが、記憶では30分も乗れなかったので、なんとなく選択肢から消していた。
 ホームページで調べたら、現在は50分の航行だから、これなら満足してもらえるかなと思って申し込んだ。
 さて4人を連れて、ホテルに行き、桟橋で見送ろうとしたら、船長がどこの国の人間か尋ねたので「ベトナム人で日本語が全然分からないから気を付けてください」と答えたら、心配になったのか、僕にヨットに乗るように促した。僕は自分の料金を倹約するために、ホテルで待つことにしていたのだが、「料金はいらないから乗って」と頼まれたから「ラッキー」と言いながらすぐに乗り込んだ。
 普段沖から自分の町を眺めることはないから、新鮮だった。目印になる建物を頼りに、地形を重ねる。また沖を見れば小豆島や屋島が見えて、またフェリーに乗りたいと寝た子が起きそうだった。
 風だけでこんなにスピードが出るのかと意外だったが、写真撮りまくりの後、デッキに横になり潮風と戯れる姿を見て、少しはお礼が出来たかなと、気持ちが楽になった。

 

安倍国葬世論調査で圧倒的多数が反対。それでも強行する岸田内閣の支持率は下がり続ける・統一教会問題にも解決のめどが付かず岸田崩壊の危機。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊 - YouTube

くじ引き

 そもそも薬局の仕事内容など暗いものだから、それを払しょくするために、僕が跡を継いでから毎月くじ引きをやっている。娘が戻ってきてからすべて彼女に任せていたら、景品がどんどん垢抜けたものになり、好奇心が刺激されるのか、多くの方がその時期に集中する。金額に縛りがあるから全員にという訳には行かないが、僕の薬局の場合、漢方薬を飲まれる方が多いし、天然薬ファンも多いからかなりの確率でくじを引く権利を有する。
 残り物に福も時にあり、8月のくじ引き最終日の今日、3等が当たった親子がハイタッチをして喜んだ。ある有名なメーカーのお菓子で、その親子は名前を知っていて、だからこそ価値が分かって喜んでくれたのだと思う。勿論僕は全く知らない会社のものだったが。
 今までのくじ引きの歴史で、ハイタッチをして喜んでくれた光景を見たことはない。それもハイタッチをして喜んでくれた母娘が、まさかこの人たちがと言う人だったので驚いたし嬉しかった。
 牛窓にいつ引っ越して来られたのかは分からないが、1年くらい前から僕の薬局を頻繁に利用してくれるようになった。家族一同品性と教養がにじみ出ていて、仕事先や肩書を聞いてなるほどと頷ける。誰でもが知っている会社のそれもえらい人。家族中で外国で長い間暮らしていたみたいで、偶然零れた話の内容でそれを知る。
 お金持ちは沢山いるだろう。品格を備えたお家もたくさんあるだろう。そのどちらも備えたお家もたくさんあるだろう。ただ残念ながら僕の周りにはほとんどいない。目撃する機会はほとんどなかった。田舎と言う土地柄、純朴さと品性を備えた人は結構おられるが、運よくそれに経済が伴っているかと言うとそうではない。だから今日の親子はそうした稀有な人なのだ。その稀有が演じたハイタッチが雲間から待ち望まれた陽が差した時のように周りの空気を明るくした。
 無意識の演技が一瞬僕の薬局を舞台にした。時に人間っていいなと思えることがある。「時に」が「いつも」に変わる舞台を提供したい。

安倍晋三と菅義偉の犬!警察庁長官中村格が辞任。反撃に移る警察&検察。安倍亡き後の自民党に今まで踏みつけられた官僚達が反乱を起こす。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊 - YouTube

腰痛

 腰痛の相談に来られたから、漢方薬を作ってから、簡単なストレッチを指導した。恐らく、日常のある癖が腰痛をもたらしているのだろうから、どんな姿勢で仕事をしているか再現してもらった。
 「そりゃあ、腰が痛くなっても当然だわ!」ほとんどお世話する方としては絶望的な仕事の姿勢。それで腰が痛くない人がいたらその方が不思議。ただ不思議はめったに起こらないから不思議であって、同じ作業をしてもらったら全員が腰痛持ちになりそうだ。
 水を引いた田んぼで草を抜くのだから、僕がお願いした「両膝を地面について作業をして!」なんて、「寝とぼけとんか!」と言われそうだ。お尻が濡れないようにお尻を水面から高くして作業をする。スキーのジャンプ競技の選手の鍛えられた筋肉でそのポーズをとるのならいいが、初老の男性では筋肉が悲鳴を上げるに決まっている。
 この逆境に抗して漢方薬を作るのだから僕も度胸がある。ただその方のお仕事風景を想像したら、なんとしてもお役に立ちたくなる。僕の腰痛みたいにバレーボールをやりすぎたなんて、ほとんど国賊ものだ。彼らとは同列では語れなくて、罰ゲームみたいなものだ。だからと言って甘んじて受け入れるのもつらいから自分は自分で懸命に手当てしているが、客観的に見れば僕よりその方のほうが救われるべき腰痛だ。
 同じようにして人々の命を養ってくれている人たちはこの国にも何百万人かいて、アジアには何千万人いて、世界では何億人もいるのだろう。ギラギラと太陽に照らされてのお仕事だが、本当に日の当たっている仕事なのだろうか?

 

岸田内閣はもう終わり。経済政策は上手く行かず、コロナ対策失敗で日本経済は崩壊する。アメリカはコロナ後遺症が数百万人に広がり五兆ドルの損失。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube

冗談

  最初聞き間違いだと思った。その後は冗談かと思った。でも最終的には50日間お通じがなかったのが事実なのだろうと、深刻に受け止めた。もし実際にその通りなら人間って大したものだと思う。今まで一月間お通じがなかった人は2人くらい経験しているが、50日は初めてだ。
 当然病院に行ったかと尋ねたが、行ってもいないし、この期に及んでも行く気はないと言う。病院が嫌いらしい。過去に何があったのか分からないがこうなればその方のために頑張るしかない。
 頑張る理由をこんな田舎の薬剤師に与えてくれたことにまず感謝。人間ってこんなに強いんだと教えてくれたことにまた感謝。初日に付き添ってこられたお嬢さん、2回目に付き添ってこられたご主人のなんて優しさ。女性を見る眼差しや発する言葉でわかる。その光景にまだこの国に残っている家族愛を発見させてもらったことにトリプル感謝。
 ほんの少々漢方の経験があると言うだけでこうした方々と接する機会が得られる。立地が田舎と言うことも大きな要素かもしれないが、こんなことがなければこんなに長くこの仕事をしていなかったかもしれない。ふとそんなことを帰られるお二人の姿を見ながら思った。奥さんの表情が1週間で明らかに変わった。そんな素敵なお土産を置いて。

 

特ダネ解説!五輪汚職問題で森喜朗に疑惑?!安倍晋三から続く自民党VS検察の本当の狙いはどこだ!竹中平蔵も捜査線上にあり。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊 - YouTube

前提

 「毎日元気で過ごさせていただいています」とあらためて言われてもピンとこなかった。何せもう10年以上、隔月にやって来ては2か月分ずつ漢方薬を持って帰る。元々お世話をし始めた頃も元気だったし、途中で癌が発覚してもそんなに体力を落としたようには見えなかったから、僕のイメージではずっと元気なのだ。
 お会いした時から見かけもそんなに変わらなくて、相変わらず経営している果樹園をご主人と切り盛りしている。だから僕はたいして、その方に関しては心配していなかった。と言うより安心してみておれる。
 もともとの肝臓疾患も、がんも治ったのかと思わせるほど快調で、誤診でないのと尋ねてみたいくらいだ。御本人の心の中は覗けないが、僕はほぼ誤診だろうと言うくらいの勢いでその方の元気を受け止めている。
 今日冒頭の様な挨拶をしてくださったのだが、それに答えた自身の言葉に我ながら驚いた。「お互い、元気でいたいですね」だったからだ。職業柄朝から晩まで「お大事に!」を繰り返すが、今日に限って自分の健康も会話の中

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に入れたのだ。理由は分からない。ただなんとなく、その方の元気さにあやかりたいと思ったのではないか。
 病気は治るもの。歳を重ねて、そんな前提が成立しなくなったからかな。