解決

 まず第一に、・・・・・・・・・・・・・・・・、第二に、悶々としていた例の記憶が解決したこと、 この二つで少しばかり心が楽です。(僕の仕事はエンドレスだから解放されることはありませんが) そう、二条城です。僕はお寺か神社とばっかり思っていましたから、思いもかけませんでした。 何となく今ならどのように僕たちが行動したか思い出せます。 ただ、池に水が蓄えられていたのですね。僕は水がなかったように思いました。 それと遠景にやはり木々があるのですね。 あんなに日本的だったのかと思うのですが、僕は石の美しさにばっかり目が奪われていたのだと思います。 ただこうなれば真似さえ出来ません。 老後の資金をかなり取り崩したのでもう一頑張り働こうと思っているような人間には無理です。 こつこつとお金をかけずに出来ることを探して、いずれは仕上げてみたいと思います。 寿命より先にならないように気をつけて。 今回もありがとう。

 かの国の女性たちが帰国するにあたって、何組も京都の日帰り旅行に連れて行った。当初は京都の地理に全く疎い僕が定番コースをつまみ食いして回っていた。ところが何度行っても同じ所しか行けなかったので僕自身のためにはもったいない動きだと気がついた。そこで漢方薬を飲んでもらっていた地元の方に案内を請うたら、快く引き受けてくれそれ以後は、僕が初めて訪れるところを必ず織り込んでその女性が案内してくれた。僕自身も観光を楽しめるようになったし、かの国の女性達が案内してくれる女性を好きになって、楽しそうに行動をともにしてくれるのが嬉しかった。負担が軽くなったというのが本音かもしれないが、以後はその女性に依存した。  前回連れて行ってもらった所でとても印象に残った石で出来た庭があった。よくある塀に囲まれた寺の石庭ではなく、何故か洋風に感じた。最近、隣地の古民家を譲ってもらってあまりにも広い土地が草茫々で、何か心地よく出来ないかと考えたときにふと京都で見た石で出来た庭を思い出した。早速インターネットで探してみたが記憶に合致するようなのがヒットしない。「京都 石庭」で検索を続けたのだが、出てくるのは純和風の塀で囲まれた庭ばかりだ。そこで思い出したのが、案内してくれた女性に教えてもらうこと。そして今日返事のメールが届いた。これで数日間無駄に努力して報われなかったもやもやが解決した。上記のメールはそのお礼に送ったもの。漢方薬を介してだが、こうした擬似友情もいいものだ。もっともあちらは案内ばかりさせられて迷惑かもしれないが。まあ、田舎ものだから助けてもらうしかない。