投融資

 調査・報告はオランダのNGOが行ったもので、クラスター爆弾を製造しているアメリカ、中国、韓国の6社に対して世界の金融機関が投融資を行っているか、あるいは禁止しているかなどがまとめられています。調査報告は、2013年から今年3月までに世界で166の金融機関が310億ドル、約3兆4000億円を投融資したことが明らかになったとしています。日本の金融機関では三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループオリックス、第一生命がリストに挙がっています。2010年に発効したクラスター爆弾の禁止条約は日本を含む101カ国が批准していますが、そのなかで、日本は製造企業へ投融資を行っている金融機関の数が最も多くなっています。投融資額は合わせて20億ドル、約2200億円に上るということです。  オランダの国際NGO、マイカ・ベネスさん:「クラスター爆弾は何百もの子爆弾を含む巨大な爆弾です。ほとんどの犠牲者は一般市民です。ですから、製造企業への投資は許されません。兵器製造に貢献することになるからです」クラスター爆弾は空中で容器が開いて広範囲に無数の小型爆弾をばらまき、無差別に市民を攻撃することから「非人道兵器」と呼ばれています。また、爆発しなかった小型爆弾は事実上の地雷となることから、戦争が終結しても多くの一般市民を巻き込みます。

 多くの方が今日、目を通した文章だと思う。驚いた方も多いのではないか。理由は、僕達は暗黙の内に日本と言う国に対して愛着とプライドを持っているからだろう。また日本人に対しても愛着と信頼感を持っているからだろう。まだまだ日本は経済的にも道徳的にも特別だという意識が抜けていないのだと思う。  ところが毎日のように目にする日本人の起こす事件やいかに。ありとあらゆる犯罪がくり返されている。殺人など珍しくもない。詐欺や恐喝など日常茶飯事だ。いくら外国を蔑んでもやっていることに変わりはない。生きる目標が上品に言えば経済、実際には金、銭の人があたかも社会の成功者のように振舞い持ち上げられるから、そうでない人は、まるで社会の脱落者だ。銭のためにありとあらゆる策謀を巡らす能力こそが成功を引き寄せる。  例え自分達が金儲けの手段としていることで、多くの罪なき人たちが爆弾で飛び散る肉の塊になろうが気にもならない。ただただ銭儲けが出来れば、クラスター爆弾を作ろうが原爆を作ろうが、自分の子や孫や親戚が犠牲にならなければ関係ない。見知らぬ国の見知らぬ人間が吹き飛ばされようがそれを目にすることもないからかまわない。三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループオリックス、第一生命・・・ここで働いていますと言えば一目置かれ、そこの頭取だと言えばアホノミクスも寄ってくる。でも、この醜さを嘗ての価値観を残している日本人が許すことが出来るのか。同じ穴の狢、現在はほとんどの国民がそちらの傾向を持ち合わせているが、は上記の企業に親近感を抱く。ただ僕は、強いものの胡散臭さを感じ取ることが多いので、上記の企業など不買、いや不利用運動の対象だ。もっとも、僕ら田舎人間は何でも郵便局だから、あいつらの顧客ではないのだが。あいつらこそが世界のごく普通の人たちにとってブラック企業だ。大量の殺人に投資しているのだから。