正体

 ヒトは進化の過程で、高齢になっても精神機能を低下させないための遺伝子変異をもつようになったことが、米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のAjit Varki氏らの研究で示唆され、論文が「Proceedings of the National Academy of Sciences」に11月30日掲載された。 原則として、脊椎動物では、生殖できなくなった個体は死ぬようにできている。しかしヒトと一部のクジラはその例外であり、そのため高齢者は重要な知識を後代に伝え、孫の世話をするといった作業を手助けできると、著者らは説明する。 研究では、アルツハイマー病に抵抗する遺伝子変異であるCD33の濃度が、ヒトではチンパンジーの4倍であることがわかった。また、APOE2とAPOE3と呼ばれる遺伝子変異も、認知症を予防するために進化したと思われることも判明した。Varki氏は、「期せずして、高齢者を認知症から守るのに役立つ遺伝子変異があることが判明した」と述べている。

 そうか、もし人間も孫の世代の世話をしなくてもいいなら、日本人なんて半分くらいの人口だったのだ。生殖不可能世代が今、日本から消えればこの国も随分広々としているかもしれない。その世代が消えれば、辺野古の海はきれいなままに保全されるだろうし、原子力発電所はすぐに止めて放射能汚染から自分達を守るだろう。まさに自分達が戦争に行く世代で、殺し殺されるのはまっぴらだから、戦争放棄憲法は守るだろう。有り余るほど生産して、それを売って富を蓄積するために、空気を汚し、北極の氷を溶かして、海面を上げ、国土が減らすのはいやだから、そこそこの生産にとどめるだろう。穀物も肉も薬で汚染されたものを口にして寿命を縮めるのはいやだからアメリカ主導の経済圏には入らないだろう。白人が有色人種を爆弾で肉片と化すのを、黄色人種の日本人が白人の太鼓もちになって支持することはしないだろう。  今の政治屋を見ると、人間か鯨以外ならもういなくなっているはずの人間達だ。孫の世話をするように命を与えられているのに、孫を、勿論それは自分の孫以外を、食うに困らせ、教育を受けさせず、あわよくば自分達の守衛にしようとしている。何が孫の世話だ、孫の生き血を吸って醜く太るのがやつらの正体だ。