報告

「今、帰りました★本当しんどかったけどなんとか最後まで頑張れました！！しかもずっと避けていた帰りの満員電車にも１時間も乗って帰る事が出来ました。」 　昨日の夕方は、ある高校生の連絡がこないから気のもみ続けだった。上の文章をメールで確認したのは午後７時半だった。それまで数分ごとにパソコンの画面を開いていた。教室、人中恐怖症で夢を諦めて欲しくなかった。電車とバスを乗り継いで来てくれて、僕も娘も話が出来た。実力勝負は仕方ないにしても、平等にスタートラインには立って欲しかった。朝も午後も、その子のために祈った。僕の力では及ばないところを誰かに何かに補って欲しかった。僕がいつもお祈りする方の力が欲しかった。力を与えてくださったと思う。あんないい子が、あの若さで、それもお腹なんかで夢を諦めるのを見るのは忍びない。入試が始まった。誰もが幸運をつかんで欲しい。縁あって知り合ったすべての人が。