一発ギャグ

 ・・・こんにちは。あれからお腹のことはまだ、相手の人に話していないのですが、まずは軽く仲のいい子から・・・ということで、同性の友達何人かに練習のつもりでカミングアウトしました。結果、学生相談所の先生にも、友達にも「全然気にならないし、そんなことで相手の男の子も(私)のことを絶対嫌いになったりしないよ!」と勇気付けてもらえました。実際に言ってみると、なんだ、こんなに簡単に受け入れてもらえるのか、とすごく楽になりました。言った後は、その子達とは気軽に出かけられるようになりました。こんな感じで今度、好きな人にも勇気を出して話してみようと思います。・・・ 最近ガス漏れと腹鳴は人に話せとひつこいくらい言っているから実行してくれる人が増えた。実行した人の多くは、上のような反応を得ている。ある若い女性の反応を一例としてあげたが、おおかたこれに似た反応をほとんどの人が得ている。こんな時代、他人の体調のことなど気にとめる余裕もないし、ましてそれがあるかないか分からないようなものなら、尚更だ。 過敏性腸症候群という名は、お腹が過敏という風に付けられた名前だと思うが、僕に言わせれば心が過敏と理解した方が治しやすい。過敏な心はいつも言うが決してハンディーではなく、すごい生産力を持った性格なのだが、邪魔をするのはプライドなのだ。弱みを見せて、いや弱みを逆に売りにしてしまえば、窮状は打破出来る。吉本新喜劇の面々なんかまさにそれだ。全部笑いのネタにしてしまえばいい。自分のギャグにしてしまえばいい。待っていても他人にネタにされるほど実はみんな存在感はない。存在をもてあましているのは自分自身なのだ。だから自分でネタにするしかない。一発ギャグをひつこく繰り返せば精神の露出過剰も、そのうち自分で飽きてくる。ひょっとしたら僕の漢方薬は、一発ギャグが出来るようになる漢方薬かもしれない。治るってことは、他人に自虐ネタを披露出来ることかも。私、頭が弱いとは誰でも簡単に言えるのに、お腹が弱いと言えないわけがない。毎日頭から大切なことが漏れているのだからお尻から漏れてもしれている。お尻に栓をしなくて良いから口にしろ・・・いくらでも笑いはとれる。  どうせなら悩み抜く力で他者を少しだけ幸せにしたらどうだろう。