さんざんな一日

 昨日は、さんざんな一日だった。  最初のトラブルは、朝、お茶を買おうとコンビニに寄った時。用を済ませてコンビニの駐車場から出ようとしたとき、エンジンがかからない。数回試したが全くその気配がない。数ヶ月前バッテリーを交換しているのを思い出し、エアコン、カーラジオなどのスイッチ類を切って再度挑戦したらエンジンがかかった。おかげでその後、家にたどり着くまで、ラジオは聞かなかったし、エアコンも使わなかった。 2個目。教会に着いて車から降りようとしたら、ズボンのボタンが取れて道路に落ちた。音がしたのでどこに落ちたかが分かって、拾ってそのままミサを受けた。1時間の間、左手でボタンの代わりをしていた。ミサは立ったり座ったりが結構あるので、常に気にしていた。結局、ミサの後、おばちゃん達が針と糸を持っていて、ボタンを付けてくれた。  3個目。同じく教会の中でのこと。パンをいただく間、フィリピンの人達が唄を歌ってくれる。最近はフィリピンの人が少なくて、唄を手伝ってくれと言われていた。その日は、3人の男性と僕の4人で唄ったのだが、何となく音程がずれているのではないかと僕でも分かるくらいひどかった。思わず笑い出しそうになったが、フィリピンの唄だから僕にははっきりとそれがずれているかどうかは分からない。まして歌詞が、タガログ語だから、もうさっぱりだ。1年前に、歌がとても上手いフィリピン女性が唄っていたのを聞いた事があるが、およそその印象とは程遠かった。恐らくかなりずれていたのではないかと思う。音程ははずれて、歌詞はローマ字読み、むちゃくちゃだ。人前で唄った最も僕の不作の唄だろう。  4個目。昼から、漢方の勉強会があったので岡山市に急いだ。途中で脇道から主要道へ出たがっている車が分かった。ただ対向車線から3台連続で来ていたし、僕もあっという間にその前を通り過ぎるところに位置していたから、脇道から車が出てこれるタイミングではない。ところが勇気ある女性ドライバーがいるもので、僕とその3台のおかげで命を拾った。でもこちらは間に合わないのではないかと恐ろしかった。  5個目が最悪。やっと無事に帰れたと思って、ブログを更新した後、発泡酒を飲んだ。桃も切ってくれたから食べた。その後テレビを見ていたらムカムカし始めた。数ヶ月前、ある法事に出席し、メチャクチャ沢山食べた夜に遭遇した、食中毒らしき体験と全く同じ感覚だった。(勉強会の後、メーカー主催の食事会があったのだ)案の定トイレで貧血を起こしながら吐いた。吐いても又ムカムカしてくるので、トイレの前の廊下に寝ていた。いやそこから動けなかったのが本当だろう。吐けば楽になってウトウトし、又ムカムカして目が覚めるの繰り返しだった。最終的には、夜の1時半頃、激しい下痢に見舞われて治った。水のような物が大量に出た。魚が腐った臭いがした。又中ったのかと、この確率の良さに驚いたが、朝、一緒に出席していた子供が全く異常がなかったので、食中毒ではなく、僕の体力が弱っていることを知った。人並みに、豪華な料理はもう食べれないのだろう。残さず食べるというモットーがあるから、全部平らげてしまうが、とても消化できる量ではないのだろう。質素な家庭料理を食べていればいいのだ。2回も連続でこんな苦しい目に遭うと、さすがの僕でも勉強する。もう豪華料理は、食べ尽くさないことにする。 日々、どんな能力を失っているのだろうかと心配になる。得るものはなく手放すものばかりだ。見えるものを手放すのは一向に構わないが、見えない大切なものまで手放していくのはつらい。