孫が大きくなったら、夏休み電話相談室に電話でもさせて教えてもらおうかと思っていたようなことが偶然送られてきた薬の情報誌を読んでいて解決した。今更聞けないと言うことは多くあり、その冠で番組が作れるほどだが、僕にとってはまさにそのレベルのことで、どうでもいいようだが結構ひっかかりながら過ごしてきたものだ。  およそ生き物の中でどのレベルまで下れば思考力はなくなるのだろうと以前からずっと思っていた。言い換えれば、脳はどのレベルの生き物まで備えているのだろうと言う疑問だ。ほ乳類は何となく意志の疎通が出来るから当然として、鳥は、魚は、は虫類派と考えると何処で線を引いたらいいのか分からなかった。ところが何と線虫までが脳の細胞を持っているというのだ。もっぱらお腹の中の虫くらいの認識だったのだが、実際には土中に無数にいるらしいが、その虫にまで脳細胞があるというのだ。脳神経細胞が302個とさすがに少ないが、立派に持っているのだ。それだけの数でどの様な脳の働きが出来るのか知らないが、あるにはあるのだ。これは驚いた。何を食って生きているのか分からないが、例えば細菌を食って生きているような小さな生き物まで脳細胞があるだなんて。 意味はちょっと違うが「一寸の虫にも五分の魂」と昔の人は言っているから、余程古代の人の方が僕より勘が鋭い。あまりの発見に嬉しくて母に言ったら「そりゃあそうじゃろう、虫は逃げるから」と簡単に言われてしまった。なるほど、昔の人はすごい。