若干の寝不足だったが、行ってよかった。何よりのショックは「行けなくなること」だから。
寝不足だったから、目が覚めた時から体がだるかった。運転中に眠くなる確率も高いだろうし、倦怠感などの体調不良が顕著になる可能性もあった。だけど何よりも僕にとって恐ろしいのは「もうお世話をしてあげることが出来なくなること」自分の存在感が一気に無くなってしまう。
出かける前に重宝している栄養剤と気つけ薬を飲んでいった。目的は当然和太鼓のコンサート。コースは好きで得意な瀬戸大橋、丸亀城コース。何十回も通っている道だから不安はないが、一つずつ歳を重ねていることだけは確かなので、「ある日ふと」を少しでも先延ばしっしたいと思っている。
今日のベトナム人は、そのコースが初めての人ばかりだったので、感激ぶりがもろ伝わって来る。その喜びようが、気がつけば僕に大きな報酬となって返ってきている。
一番はやり遂げれたという満足感。そして自信。その次に、日常のストレスで緊張状態が続いたせいで虫歯もないのに歯の激痛だったのが今日を境に一気に改善に向かったこと。今朝までは麺類しか食べれなかったのに、丸亀でうどんを食べた時にはちくわのてんぷらを一皿手にしていた。そして先ほどの夕食は4日ぶりに普通に噛んでいた。道中は無事４人を連れ帰ることを肝に銘じているのに、日常からの脱出は、それにもまして緊張感を取ってくれるんだと再確認した。
情けは人の為ならず。
