実際

 NHKのお昼過ぎからの番組は、日本列島の各地を結び、行事やニュースを伝える番組だ。首都圏からの放送が始まってアナウンサーが画面に映った。どこかで見たことがある顔だなと思ったが、すぐに思い出した。テレビで見るよりずっと実際はハンサムなんだと感心した30年前に遡る。
 娘が小学生のころピアノを習っていた。その発表会が岡山であり、その時の司会者が彼だったのだ。何時もNHKのローカルニュースで彼の姿を見ていたから、実際に舞台で司会を始めた時には驚いた。娘が教えてもらっていた先生の人脈でNHKの現役アナウンサーを少人数のピアノ発表会に呼べたのだと思うが、司会進行ぶりの質の良さ以上に驚いたのは、彼がとてもハンサムな人だたってことだ。神田正輝叶和貴子が薬局に来た時には、見たことがないレベルのハンサムさや美しさだったが、二人は所詮芸能人でプロフェッショナルだ。それに引き換えNHKのアナウンサーは全くの素人だ。それなのにかなりハンサムだったことに驚いたことを鮮明に覚えている。
 妻は僕より数秒遅れて思い出したようだが、あの時の青年がおじさんになったことのほうが印象深かったみたいだ。それもそうだろう、30年の歳月を加えれば誰だって激変だろう。それも好ましくないほうへ。
 あの青年がこんなに変わるのだから、僕などが激変するのも無理はない。玉野教会の先輩女性が「歳をとると言うことは、一つ一つお返しすること」と言われたが、僕の場合は一つ一つ「落としていく」いや「奪われていく」感じだ。もう何も残らないまで奪われ続けるのだろうか。
 それにしても一つだけ分からないことがある。「吉永小百合はなんで歳を取らんのじゃあ~!」

 

 


作家・平野啓一郎氏「気持ち悪いとしか言いようがない」賛否両論のまま実施した国葬と政府に私見
芥川賞作家の平野啓一郎氏(47)が28日、ツイッターを更新。憲政史上最長政権を築いた安倍晋三元首相の国葬をめぐり、「彼の民主主義の破壊と無責任な誤魔化しの手法をこそ『葬る』べき」と私見を述べた。
国葬は賛否が割れたまま27日に営まれ、自民党萩生田光一政調会長は「国民のみなさんに、政府の取り組みへの思いが上手に伝わらなかったのかなという反省がある」と述べた。
安倍氏国葬については「法的根拠もないまま、政府が勝手に一人の政治家を権威化しようとしている」と批判し、反対の立場を示してきた平野氏は、萩生田氏の発言を受け「『政府の思い』などという情緒的な話ではなく、法的根拠もなく、国会を無視して政府が勝手に国葬を決め、強行したことが問題」「国民が『政府の思い』を理解し、同意する一体化を理想と考えているなら深刻な政治観。気持ち悪いとしか言いようがない」と批判した。
続くツイートでは、「憲政史上最長政権などというが、本来なら議員辞職すべき問題を散々繰り返した政治家であり、その政権がそんなに長く続いたことこそが問題」と指摘。旧統一教会をめぐる問題にも言及し、「カルトとの癒着のキーパーソンであり、彼の民主主義の破壊と無責任な誤魔化しの手法をこそ『葬る』べきで、最低でもカルトの支援で当選した議員は辞職すべし」とした。

 

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