麦わら帽子

 その余りの安さに驚きもしたが悲しくもあった。
 毎日朝の6時くらいからT時半くらいまでと、夕方6時半から7時半くらいまで、草刈り機を使ったり、しゃがみこんで草を抜いたり、刈った草を熊手で集めたり、焼却機で焼いたりしている。新しい僕の日課だ。日曜日には、雑務の手がすいたら同じようなことを時間を選ばずやっている。
 もう夏至も過ぎたからこれからは、明るい時間が短くなってくるだろうが日差しはますます強くなる。蚊よけの意味で長袖の服を着ているから暑さにやられそうで、太陽の日差しを直接受けると、10分くらいで脱水症状になる。その都度家に帰って、氷をほうばっていたが、数日前からはスポーツドリンクに変えている。
 慣れるにしたがって何が必要かが次第に分かってきて、今日麦わら帽子を買いに行ってきた。ホームセンターで買った値段がなんと驚きの598円。昔懐かしい麦わら帽子。おそらく60年ぶり。その値段が598円では悲しすぎる。誰がどのくらい時間をかけて作り、どのように中国から運んでこられて、どこのルートでホームセンターに届いたのか分からないが、誰がどれだけの取り分でこの値段がついているのだろう。 
 僕がなぜ値段を見て悲しくなったかと言うと、本当は日本で作られたものを買いたかったからだ。日本人が育てた麦で、日本人が作ったものを、その人たちが十分生活できるだけの値段で買いたかった。2倍でも3倍でもいい。僕が支払う金額のすべてが、かかわってくれた日本人に分配されその人たちの生活が豊かになってほしい。外国人ばかりを豊かにしてどうなるのだ。
 この国の半分くらいの人達は、ますます経済的に困窮していく。こんな世の中にした政党にまた投票するのだろうか。とことん貧しい人が増え、巷を徘徊し、不本意にも犯罪を犯す。そんな世の中を見たくはない。

 

【は?何これ?】大阪で言い放った “ラサール石井” の言葉がずっと胸に残ってる。(れいわ新選組 参院選 大阪 やはた愛) - YouTube