強心剤

 2時間花畑での撮影会(自撮り)に時間を上げていたのだが、さすがに広大な畑にポピー1種類しか咲いていないから飽きたのか、1時間半で車に帰ってきた。これは僕にとって幸運で、牛窓に帰ったのが12時半だった。広島県境までだから高速を往復したが、午後からは僕の時間になった。
 朝8時に出る前から4人の漢方薬を作らなければならないことは分かっていたが、夕方のクロネコの集荷には十分時間の余裕があった。休日漢方薬を作る時には、ユーチューブでひと月万冊を聞きながら作る。僕には至福の時間だ。休日に仕事をしている悲壮感はなく、むしろボリュームを一杯上げて、まるでBGMのように知的な会話を誰にも迷惑をかけず堂々と聞ける。ながら勉強ならぬ、ながら仕事だ。だから時間などあっという間に経ってしまい、時間を追うこともない。時間が消えると言ったほうがいいかもしれない。
 平日には追い込まれると漢方薬の強心剤を飲みながら作ることもしばしばだが、休日は誰にも邪魔されることなく、年相応以上の仕事ができ知的な楽しみに浸れる。仕事が楽しみに変わる。元々嫌いではないが、力量を超えるとさすがにしんどくなるから、休日の「作らなくてもお叱りを受けない」状態での仕事はは確かに楽しい。
 30分ベトナム人たちがくれたおかげで、今更そんなことを再認識した。
 

インスタグラムを始めました。不器用ですが見てください。

 

 
 
 
 
 
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