僕は判官贔屓だからウクライナを応援する。ただし、かつての帝国ロシアにも、ここまでやってしまう理由が何かあるのだろう。歴史を知らないから、単純に今は弱い方に立つ。
戦いは、僕とライオンが戦っているくらいの差がある。ウクライナの人たちが立ち向かおうとしているのが不思議なくらいだ。失ってはいけないものをたくさん持っているのだろうなと思う。命と交換に守らなければならないものって何なのだろう。僕には家族以外にない。だから戦わずして逃げればいいだけだ。でも戦おうとしている人達はその何かを持っている。
素人だから間違っているかもしれないが、ロシア、前身のソビエトに勝った国って今までアフガニスタンだけではないの?アフガニスタンはアメリカにも勝ったから、ひょっとしたら世界で一番強い軍隊かもしれない。あの粗末な武器で、戦闘機やミサイルを有する国に勝つのだから、その強さは並ではない。山岳地と言う地形を味方にしていても、よほどの勇気と闘う意義を持たなければ勝つことなどできないだろう。そうしてみるとウクライナの人たちは、どのくらいの勇気と闘う意義を持って戦おうとしているのだろう。
できればずいぶん前に、タリバンと関係を築いて、戦闘に参加してもらうべきだったのではないか。何十年か前にアフガニスタンで挫折したトラウマで、ロシアもプーチンも手を引きそうだから。こんな妄想を思い浮かべながら「戦争が怖い」と涙を流す幼子や、満員の避難バスに乗れずに寂しそうに広場を立ち去る老婆の後ろ姿が、目に焼き付く。
いつの日かプーチンが処刑台に立たされるのを願う。