シミ

 患者が多い病院だから、あえて漢方薬も使う必要がないのだろう、せっかく多くの処方を教えてやっているのに、処方箋を持ってくる患者さんは限られている。
 何か自分で体験してみたら、漢方薬の効果に関心を持ってくれるだろうと思っていたが、そのチャンスが来た。
 アウトドア志向で毎週のようにキャンプに行っているから、シミができているらしい。近くに住んでいるがめったに会うことがないから、そのことは知らなかったし、ましてシミを気にしていることも知らなかった。シミの多くは病的でない限り太陽が原因だから、皮膚が汚くなることぐらい覚悟してのことだと思っていたが、そうでもないことを嫁の口から聞いた。シミ抜きに色々挑戦しているらしいが、どれも効果はないらしい。
 そこで娘が作ったシミの塗薬と、僕が作った漢方薬をことづけた。すると2週間まじめに飲んだらしく、なくなったから頂戴と言ってきた。嫁曰く、頬のシミが少し薄くなり、ガサガサしていたのがつるつるしてきたらしい。「僕が効いたら看護師に試す」と言っているらしいが、患者さんも対象者だらけだと思う。
 作ってやった漢方薬は、毛細血管の流れを良くして自然にシミがなくなるようなもので、体にもとても良い。シミはあくまで結果論に過ぎない。
 多くの現代病が、血液の質の悪化とそれによる流れの悪さだと言われているから、シミ目的の服用が慢性的な病気の改善にもなる。健康目的に「黙々と」飲むのは苦手でも、美容目的だったら「黙々と」飲んでくれる。目に見えにくい「治療効果、しいては予防効果」が自ずと手に入ればこんなに素晴らしいことはない。指をくわえて病気や老いを受け入れる必要はないのだから。
 もう何回2週間分を飲んだら看護師さんに飲ませるのか、その後何週間飲んだら患者さんに飲ませるのかわからないが、親子だからこそ介入できない所がある。

 

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