禁断の果実

 ついに手を出してしまった。禁断の果実に。いや果実ではなく菓子パンに。
 数か月我慢していたが、その黄金の色と、怪しげな光沢、ハチミツとバターと言う組み合わせ。悪いと思っていてもどうしても我慢できなかった。
 トイレを借りるだけのつもりで駐車場に車を止めたのだが、そこにはかつてしばしば僕が買っていた手作りパン屋さんがテナントで入っている。頭では、駄目だと分かっているのだが、このところの「何もしない日々」のストレスが病気の入り口の門を開きそうになっているから、脳唯一の栄養源の砂糖こそ許されると、犯罪者特有の都合の良い理論を組み立てて、嬉々としてパンたちの前に立ったのだ。
 その黄金色のパンは、買ってくれとばかりに3本に1本おまけになっていて、4本で398円。末尾の8と1本おまけにつられて、他のパンたちは見えなかった。まさに餌につられた小魚だ。
 帰宅したのが丁度昼頃で、ラーメンの用意ができていたが、昼食はラーメンと3個のパン。それはそれは美味しかった。ラーメンもパンも、どちらも粉物でこの組み合わせは勧められないが、開きかけた門は閉じられるような気がした。時にはこうした心の栄養も必要だ(と思う)。
 
(僕が菓子パンを我慢するのは中性脂肪が高めだからで、皆さんが我慢する必要はない。脳の栄養にもなるし、炭水化物も摂れ血糖値を上げて元気が出るだろうから、朝食にはいいと思う。そして何よりもパン屋さんが好き)

 

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