通夜

 どうしても今日中に漢方薬を発送してあげたい方がいたので、日が暮れる前にクロネコヤマトの出張所に荷物を持って行った。途中に葬儀場があるのだが、駐車場にたくさんの車があった。
 コロナが流行る前から田舎でも家族葬が中心になり、参列者は親族だけになった。ましてコロナのせいで遠方の親族は出席しない人が多いから、今日のように広い駐車場のほとんどを埋めるよな葬儀は珍しい。
 職業柄もあると思うのだが、人口数千人の町だから、どなたかが亡くなってもかなりの確率でうわさで伝わって来る。有名な方だとあっという間に、庶民でも数日あれば何となく伝わって来る。
 この時期にこれだけの方が、それもお通夜に集まるのはどなただろうかと考えながら、行きも帰りも通り過ぎた。
 死が日常から忌み嫌われ隔離されるようになってから久しいが、コロナでそれがますます促進するだろう。死なせないだけの医療も、それを大きく促進させた原因だろう。まるで溺れさせているような終末期の点滴治療など、経済優先の拷問だ。医療と言う名の溺死らしい。苦しいだろうな。
 宗教学者が言っていた。日本では戦前までは「命は借り物」だったらしい。いつかは返すもの、いつまでも死守するものではなかったのだ。
 命を死守する。そもそも倫理的に成り立っていない。

 

自民党総裁選なんてどうでもいい!マスコミも無視する世界経済崩壊リスク。コロナスタグフレーションの恐怖。安冨歩教授電話出演。一月万冊清水有高。 - YouTube