疲労

 すごく不思議なことがある。誰からも、どこからも「疲れないように」という声掛けが聞こえない。
 多くの病気は人間の免疫力で防いでいる。本来的に備わっているものもあるし、感染を経験して獲得した免疫もある。だったら今回の新型コロナでも、感染しないように 発病しないように、重症化しないように免疫を保っていることが必要だ。それには一番大切で簡単なこと「疲れない」が必須だ。疲れをためなかったら、本来持っている免疫は十分発揮され、ほとんどの侵略者を防いでくれる。ただし、疲れたり冷えたりすると、侵略者ををやすやすと体内に入れてしまう。
 ワクチンにどのくらいの力があるのかわからないが、多くの無症状感染者を見たら、一番有効な防御は各々が持っている免疫だと思う。それを最大限に使うために「皆さん、疲れをためないで、誰にも備わっている免疫でコロナをやっつけよう」と言うキャンペーンでも打てばいいと思うが、国も自治体も、医者も学者も誰も言わない。普段なら「疲れたら風邪を引くよ!」とあいさつ代わりに言う近所のおばちゃんたちも言わない。下々まで「ワクチン打ったから安心」キャンペーンが行き届いている。
 おいしいものを食べ、よく歩き、早寝して体力を落とさないように気を付ければ、恐らくコロナに感染しても無症状か軽症で済むだろう。普段デスクワークの人は休日には出かけてよく歩き、普段肉体労働の人はよく休むがいい。心も体も緊張から解放してあげると免疫は増す。
 ここまで書いてきてふと気が付いた。免疫を上げるため、落とさないために僕が列挙したものって「只」なのだ。そうか、あれだけで元気になるのだったら、誰も経済的な恩恵を受けないのだ。誰も儲からないのだ。自力で元気になってもらっては困るのだ。ワクチン恐怖症で注射も打ちまくってもらわなければならないのだ。
 すばらしい!貧しい国の国家予算を超えるような収入が、限られた製薬会社に入る。コロナ様様だ。ステイホームで心身ともに疲れよう。

 

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