思わず噴き出した。
朝のテレビを見ている時に、戸外では、もうマスクを外していいかどうかをインタビューしていた。その中である若い男性が、もう外していいと言う意見を述べていた。その理由が面白かった。彼曰く、ずっとマスクをしていたのにコロナに2回かかったから意味がないと思うと言うものだった。すごい説得力。
ところが僕の薬局ではもっと面白い事実を聞いた。買い物に来たある母さんの友達の息子さんの話。
彼は2回ワクチンを接種しているのに、2回コロナにかかったみたいだ。「何のためにワクチン打ったんじゃろう!」ワクチン打たない派のお母さんは留飲を下げていたが、若い彼はワクチンで2回、コロナで2回免疫を獲得したことになる。もはや国内でコロナ防衛軍の最強の兵士だ。もうコロナにはかからないだろうと思うが、もしもう一度かかれば、友部正人の唄の中で歌われている歌詞「何にもしないことが 何かすることと 同じだったりする」状態だ。
ワクチンをたくさんの人が打った。コロナにもたくさんの方がかかった。そろそろどこにでもいるウイルスになって、いつまでも穏やかに生き延びてほしいと思う。人類と共存しないとウイルスが滅ぶ。