悪影響

 今日の薬学雑誌の情報から。カタカナが多くてわかりにくいが。
コロナ疲れの原因の1つが在宅勤務(テレワーク)らしい。3密を回避した新しい生活様式を遂行するうえで推奨されているが、テレワークの増加に伴い、プライベートと仕事の空間が混在し、長時間労働になることでワーク・ライフ・バランスに悪影響を及ぼすらしい。ワーク・ライフ・バランスが崩壊することで、燃え尽き症候群になりやすく、仕事や人生への満足感が減ることが明らかになっていることから、回避策として「心のアンチエイジングが重要」と説明されていた。
 で、ここからがすごい。具体的にどうすればいいのか書いているが、僕には初耳の言葉「セルフ・コンパッション」
 どんなものかと言うと、「あらゆる人の幸せを願う」「あらゆる人の苦しみがなくなることを願う」「あらゆる人の幸せを喜ぶ」「偏りのない平静で落ち着いた心」という、ダライ・ラマ14世の教えらしい。これにより、他人のために何かをしようとする前に自分自身を労ろうという考え(自分への優しさ、共通の人間性の認識、マインドフルネス)を意識することで、幸福感や打たれ強さ、つながり感が増幅し、ストレス・うつ・不安になりにくい体質が形成されるらしい。
 これはかなり難しい。あらゆると言う言葉が引っかかる。そんなに得るものが大きいのなら、それに勤めようとは思うが、せめて「汚部と汚池以外のあらゆる人の幸せを願う」とか「プー沈と金平糖以外のあらゆる人の苦しみがなくなることを願う」くらいで手を打ってもらえないだろうか。