自己紹介

 今日、ある時間帯だけ、薬剤師が5人になった。何とも心強いものだ。給料さえ払わなくていいなら、このくらいのスタッフでやりたいものだ。
 一人は県外から勉強を兼ねて応援に来てくれている薬剤師。よく勉強をしている人だから、応援が99%だと僕は思っているが、本人は謙虚な人だから逆を思ってくれているかもしれない。
 一人は動物の保護を一所懸命に取り組んでいた方で、動物の病気を治したい一心で漢方薬の勉強に来ていた方。今でも時々犬の漢方薬を作りに来る。
 昼過ぎに前者がいるところに後者がやってきた。僕は入ってくるなりお互いを紹介をしようと、まず入って来た人を「綾瀬はるかさんです」と紹介した。すると朝からいたほうが自己紹介をして「藤原紀子です」と言った。綾瀬はるかより藤原紀子の方が数倍受けた。関西の人ではないのになかなか面白い返しをしたものだと感心した。本来の性格か年を重ねたおかげかわからないが、その乗りで接してくれれば牛窓の人にも受け入れられると思う。父の代から2代にわたってそのようなスタイルでやってきた。漁師や百姓が多い町では必須の素質なのだ。気取っても何の役にも立たない。僕が大切にしてきたのはいつも笑顔ではなく、いつも笑い。似ていても少しばかり後者の方が知恵がいる。