目標

 ますます飲むぞ。大好きなコーヒーを。現在の僕の目標は痩せることではないが、あれやこれやにいいことが裏付けられているのだから、仮に痩せてもいいから飲む。
 アメリカでは肥満?は魅力的な女性の必須みたいだから、僕は決して痩せ願望は必要ないと思っているが、もし不運にも痩せたいと思っている人がいたらコーヒーを楽しんだらいい。もし仮に毎日飲む習慣がない人は急に4杯も飲まないほうがいいと思うが、ある程度すでに飲んでいる人なら4杯まではOKみたいだ。念のため、カフェインの過剰摂取で問題になるのは頭痛、いらいら感、心拍数の増加、胃の不調などなど。
 ちなみに僕の今の目標は、汚部が打ち首獄門になること。正義はやはり勝たなければ、庶民はやっとられん。正義しか守ってくれるものはないのだから。


 もし、あなたの今の目標が「やせること」であるなら、コーヒーを飲むと良いかもしれない。コーヒー摂取によって体脂肪が減る可能性があるとする新たな研究が報告された。
 この研究は本来、コーヒーがインスリン抵抗性を改善し得るか否かを検討することが目的だった。シンガポール国立大学のDerrick Johnston Alperet氏らは、35~69歳の過体重の成人126人をランダムに2群に分け、1群は1日に4杯のカフェイン入りインスタントコーヒーを摂取する群(62人)、他の1群はプラセボを摂取する群(64人)として24週間介入。その結果インスリン感受性は群間差が見られなかった。
 ところが意外なことに、24週間後の体脂肪量はコーヒー摂取群がプラセボ群よりも-3.7%有意に低い値だった。この変化についてAlperet氏は、「脂肪の減少は食生活や運動などの、いわゆるライフスタイルが変更された影響によるものではないようだ」と述べている。同氏は、コーヒー摂取による体脂肪の減少は、カフェインが代謝プロセスを亢進させた結果と考えており、それによってコーヒーを摂取していない状態に比べてより多くのエネルギーが燃焼され、体脂肪の減少につながった可能性を考察している。
 では、カフェイン入りコーヒーを1日4杯、長期間飲み続けることにリスクはないのだろうか。この点について同氏はリスクでないと考えている。このくらいの量はこれまでに報告されてきた研究の標準的な量であり、多くの報告から、米国では平均的に1日4杯、ヨーロッパでは平均1日7杯のコーヒーが摂取されていると見られるという。