豊洲市場への10月の移転まで、間近に迫った築地市場(東京都中央区)。業者の引っ越し準備も進むが、近隣の店舗や住民らにはある大きな不安がある。「ネズミ問題」だ。築地市場内には、数ははっきりしないが数千匹はネズミが生息していたとみられている。えさが豊富な市場が閉鎖されれば、周辺に逃げ出すかもしれないのだ。

 ムムム!と言うことは今まで築地市場で売られていた魚介類や野菜は、ねずみに触れられていたものなのか。都民はいかにも有難く築地市場のことをもてはやすが、そこに集められたものは鼠と接触する機会が多かったのだ。良くぞ病気を移されなかったものだと思う。新しく出来た豊洲市場とどのくらい離れているのかしらないが、空中を這い、地下を這うことが出来る鼠にとっては、その間を嗅覚頼りで移動することはそんなに難しいことではないのではないか。四方に拡散するとみなしているみたいだが、やはり本能的に餌の豊富なところに移動するだろう。早晩、豊洲市場も鼠の楽園になる。
 地方に住んでいたら、何を市場の移転ぐらいでお祭り騒ぎをしているのかと思ってしまう。アホノミクスの汚れた政治など、もっと伝えることがあるだろうと思ってしまう。