貴女達3人は、お父さんにとってはまるで3人の娘のようでした。年齢も順番になっていて〇〇さんは長女で、〇〇〇さんは次女で、〇〇さんは三女でした。
 〇〇さんは、いつも落ち着いていて、優しいまなざしをしていました。穏やかな表情にお父さんは癒されました。倉敷のお店で格好の良いたるに入ったお酒を見つけたときに、それは国で待っているお父さんのお土産だったみたいですが、店の外で待っていたオトウサンにとても嬉しそうな笑顔を送ってくれました。その笑顔が忘れられません。あなたの町がうるさくなったと嘆いていたあなたは牛窓の静けさが合っていたみたいでねす。英語が少し出来たあなたとは、ある程度の交流が出来ました。お互い片言の英語でしたが、懸命に意思の疎通を図るのは楽しかったです。国に帰ってもあなたは多くの人にその優しさを分けてあげてください。
 〇〇さんにはとてもオトウサンが助けてもらいました。あなたはオトウサンが寮に行くと必ずそっと後ろに回り、いつの間にか肩や首を優しくマッサージしてくれました。日本の家庭では考えられないようなことを平気で、それも1時間以上もやってくれました。どうして疲れないのだろうと、心苦しくなりながら甘えてしまいました。また、あなたの最大の特徴は溢れんばかりの好奇心です。姫路城ではビデオを回しながら遠くへ消えていきましたし、矢掛では、ひなびたお店にもどんどん興味を持って入っていっていました。その好奇心の強さには驚きましたし、もっともっと日本に長くいて多くのことを見たり聞いたりしてほしかったです。
 〇〇さんの特徴は何と言っても甘えん坊とよく笑うことでしょう。何処に行ってもあなたはオトウサンと腕を組んで歩きましたね。知らない人が見たら本当の親子に見えたかもしれません。あなたの特徴的な笑い声と笑顔にオトウサンはとてもリラックスできました。神戸の街も、金比羅宮も、あなたが喜ぶ顔がオトウサンの疲れを吹き飛ばしてくれました。若くて元気なあなたです。あなたの国に帰っても一杯のことを経験して充実した人生を送ってください。

 貴女達3人は、一人一人は今までお父さんと知り合った人のように大切な人ですが、3人揃って姉妹と言う特徴を持っていました。お父さんが勝手に考えたことですが、その意味ではとても印象深く、忘れられない人になりました。3人揃って日本に来てくれてありがとう。また会いたいですね。あなたの国が豊かになったら又牛窓に遊びに来てください。いつでも大歓迎ですよ。