坊ちゃん

 昼食時テレビをつけて森友の報道を見ていた。すると傍にいた妻が「おとうさん、こんなの見たいの」と僕に尋ねた。どの時間帯でもニュース的なものなら見ることが出来るから、チャンネルをそこに合わせていた。ところが妻は珍しく殺人事件以外でチャンネルを変える様に促してきた。悲惨な殺人事件は気持ち悪くなるみたいで耐えがたいのだろう、目をそらせたりチャンネルの変更を要求してくる。僕はほとんど毎日、10分から20分くらいの昼食時間しか取れず、暗黙の優先権は僕にあるから、妻が要求するのはよほどのことなのだ。その「よほど」を起こした時丁度テレビには、アホノミクスと阿呆財務大臣が映されていた。あの浮腫んだ顔と、あのゆがんだ口を見たら確かに顔を背けたくなるが、妻が気持ちは悪くなったのは、あいつらのあまりにも汚い人間性だ。もう死者が一人出て、一説には二人かもしれないが、こうなれば関節殺人だ。自分や嫁さんが金に汚いから、権力欲にまみれているからやってしまった犯罪で、自分が打ち首獄門になるのならまだしも、疫人を死に追いやった。そんな人間を1秒でも見ることに耐えられないのだろう。僕は疫人の蜂の一刺し、いやそんなものでは気がすまない、打ち首獄門か火あぶりの刑くらいが適していると思うが、国民の怒りが沸点に達するのを待っている。
 何処まで馬鹿にされて国民は耐えるのだろう。もう日本人としての誇りなどないのだろうか。あのカルタの太鼓もちしか能がない浮腫み、いやアホノミクスはこの国では天皇気取りだ。陛下を越えようとしている。ただ、アホノミクスの持病から分かることは、肝っ玉はない。これは職業的に分かる。気の弱い坊ちゃんだ。