変な人

 毎日難解で堅苦しい情報ばかり入ってくるが、たまにこのような医学情報に接するとほっとするし、理解も出来る。でも世の中には色々な人がいるもので、何故そのようなことをしたのかわからない。僕など本来快感に近いという認識があるから、辺りかまわずやる。風邪でも引いていたら、細菌を撒き散らすからと医学者は言うが、またそれをテレビで見た妻も口すっぱく言うが、僕はそれを直そうとは思わない。くしゃみが大きいのは父親譲りで、父は近所では有名だった。良いところは受け継いでいないが、いやよいところなどあまりなかったように思うが、くしゃみは確かに似ている。父もまた辺りかまわずしていた。
 それでは今日接した医学情報を・・・

 くしゃみが出そうなときは我慢しない方が良いかもしれない―。くしゃみを我慢しようと鼻をつまみ、口を閉じたところ、喉の奥が破裂して話すことも飲み込むことも困難な状態に陥った男性がいる。英レスター大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科のWanding Yang氏らの症例報告によると、男性は34歳の英国人で、Yang氏らの病院の救急科を受診するまでは健康だった。受診時、男性は喉の痛みと声の異常を訴えていたという。男性は「くしゃみを我慢するため鼻をつまんで口を閉じたところ、首のあたりでポンと音を立てて破裂したような感覚があった」と説明した。救急科の医師らが男性を診察したところ、首から胸にかけて空気がポンとはじける音やパチパチと響く音が聞こえ、胸の深部組織や筋肉まで気泡が入り込んでいることが示唆された。男性はその後7日間入院し、喉の腫れと痛みが軽減するまで鼻に入れたチューブから栄養剤を投与する経腸栄養が行われ、抗菌薬が静脈投与された。その後、男性は医師から「くしゃみを我慢しないように」という忠告を受け、退院した。Yang氏らによると、くしゃみだけでなく嘔吐やひどい咳によって破裂する可能性も否定できないとしている。また、くしゃみを抑えることで喉の奥の破裂だけでなく、両肺の間に空気が貯留する「縦隔気腫」と呼ばれる病態や、鼓膜の損傷、脳動脈瘤の破裂などの危険もあるとして、同氏らは「鼻腔と口を塞いでくしゃみを抑えるのは危険な行為だ」と警鐘を鳴らしている