心配が稀有に終わりましたね。幸運でした。 我が家は1ヵ所雨漏りしてバケツで対応しました。 この程度ならラッキーです。青空がこんなにすばらしいのかと、朝の散歩の時に思いました。 晴れの国だからこその想いでしょう。 晴れが当たり前の土地ですから。 大和

 台風の夜、心配で心細いと訴えているメールが入っていたが、そのメールを見たのは仕事を始める前だから、リアルタイムで励ますことは出来なかった。ただ、同じ県内の人だから、昨夜その方の地域がどのような状態だったかは想像がつく。恐らくそんなに激しく雨も降らなかっただろうし、風も吹かなかったのではないかと思う。僕と同じように晴れ上がった空を見て安堵したのではないか。夜が明けてから少し風は吹いたが、台風と言う感じではなかった。むしろ木枯らしのほうがもっと強く吹く。  それにしても、晴れて当たり前と言う土地に暮らしているから、雨が数日続くことなど滅多に経験しない。だから今回のように台風が接近する数日前からずっと雨などと言うのは何となく気が重い。梅雨で雨が続くことはあるがそれよりも長かった。岡山県は有り難味がわからないくらい晴れが多いが、それでも今回のように数日間晴れた空を見失った後の空の明るさは格別だった。いくら慣れていても晴れがいい。もっとも、お百姓さんには十分な灌漑設備が整えられているから、こんなことは言えるのだが。昔ならこんなことは言えない。例えばかの国ではいい天気ですねと言う挨拶はむしろ雨の降る日のことを言うらしいから。  空の明るさとは裏腹に、心の中は曇天だ。かの悪人がまた国の長(気持ち悪くてこの言葉を使いたくはないが)に収まりそうだからだ。おこぼれ頂戴の疫人とともに監獄に入ってもいいような人間が掃除大臣なんて耐えられない。汚池がアホノミクスを助けて、国を失うような人間を生きながらえさせた。私利私欲に名誉欲、それに金がつるんでやりたい放題。少し下品だが薬剤師的な比喩を用いれば、今の日本は尿糖に群がる蟻のようだ。