性善説

 2009~13年に欧州医薬品庁(EMA)が承認したがん治療薬は、そのほとんどがOS(生存期間)やQOL(生活の質)を改善したという明らかなエビデンス(証拠 根拠)がないまま上市され、販売開始から最短3.3年の時点ではまだほとんどの適応症で決定的なエビデンスはなく、また、既存の治療もしくはプラセボ(偽薬)に対する生存期間の延長が示されてもその多くは必ずしも臨床的に意味のあるものではないことが明らかとなった。がん治療の目標は生命予後とQOLの改善であるにもかかわらず、承認を得るための臨床試験ではそれに代わるもしくは間接的な項目が有効性として評価されている。承認時点でOS(生存期間)の有意な延長が認められたのは、24/68適応(35%)で、その延長期間は1.0~5.8ヵ月(中央値2.7ヵ月)であった。また、承認時点でQOL(生活の質)の改善が認められたのは、7/68適応(10%)であった。

 この記事を読んでいて、神戸製鋼日産自動車を思い出した。製薬会社だから、それも癌の薬を開発するのだから大企業だろう。大企業の製薬会社にしてこのさまだ。小さな商店が産地偽装をしたらアホコミに叩かれて再起不能に陥るだろう。ただ、巨悪は政治屋や疫人に守られるから潰れない。何百億、或いは何千億稼ぐのかしらないが、それだけで寿命の延びが1ヶ月?温泉に自費で浸かりにいったほうがもっと延びたのではないか。  なくても良い薬が市場に出回っていた。そういう事だろう。何も状況を変える事ができなかった。そういう事だろう。明日小学校にタバコの害についての授業をしに行く。どうしてタバコは害なのに国が売っているのかと問われたらどう答える。政治屋と疫人のことを話そうか。いやいや夢を壊すわけには行かない。政治屋になりたい子もいるだろうし、公務員になりたい子もいるだろう。まだまだ小学生だったら性善説だと思う。汚れるのならいつでもできるが、綺麗なままでおれるのは保証がない。知れば破れる夢もあるが、知れば人生をかけるほどの夢もある。小学生には絶対後者だ。

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