提訴

東京 24日 ロイター] - 東京電力ホールディングスは24日、2011年3月の福島第1原発事故発生後の米軍による被災地支援活動、いわゆる「トモダチ作戦」に従事したという米国居住の157人が、放射能被ばくによる被害を受けたとして、50億ドル(約5450億円)の基金の創設や損害賠償を求めて米国の裁判所に提訴したと発表した。東電によると、157人は今月18日、米カリフォルニア州南部地区連邦裁判所で提訴。損害賠償の請求金額は訴状には記載されていないという。 同社は、2013年3月15日付で米国で同種の提訴(24日時点の原告数239人)を受けており、今回の原告は同訴訟との併合を求めているという。提訴に対し東電は、「原告の主張、請求内容を精査して適切に対処する」としている。業績への影響は不明だという。

 このニュースに触れて、違和感を禁じえなかった。その理由は、あたかも友情で結ばれているかのようなネーミングで、自分達が日本に駐留することを正当化しようとする下心が見え見えの彼らが、数年後に健康被害が出たから金をくれという事ではない。現実主義で個人主義の彼らが、被爆の代償として保障を求めるのは当然の成り行きだ。僕が違和感を覚えるのは、彼らと同等の被爆を受けた日本の人たちは声をあげないという点だ。船で接近した彼らよりももっともっと被爆したであろう人は一杯いるはずだ。それなのに日本人は何故行動を起こさないのだろう。巨額の賠償を求めないのだろう。アメリカ人のように合理主義者ではないから、声をあげるのをはばかるのだろうか。邑社会の悪しき振る舞いを受け継いでいるのだろうか。  警察官、消防士、自衛官、そしてボランティアの皆さん、被爆した数量はアメリカの軍人とは比べられないくらい多くて当たり前だ。それらの人たちは何故声をあげないのだろう。アホノミクスはアンダーコントロールと世界一の大嘘をついたが、そんな奴を許すのか。将来の自分の命をどのくらい削って差し出すつもりなのだろう。白人にめっぽう弱くて、自国民にはめっぽう威張っているアホノミクスを許してはいけない。命を削るのは庶民ではなく、本来はあいつらだ。