恩恵

 これまで、コーヒー摂取と死亡・主要死因別死亡との関連を検討した前向きコホート研究はほとんどなかったが、今回、わが国における前向き大規模コホート研究により、習慣的なコーヒーの摂取が全死亡および心疾患、脳血管疾患および呼吸器疾患による死亡リスクを減らす可能性が示唆された。本研究では、ベースライン調査において、がん、脳血管疾患、虚血性心疾患の既往のない40~69歳の日本人9万914人について、コーヒー摂取量と主要死因別死亡(全死因、がん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外傷、その他)との関連を調査した。平均18.7年追跡調査を行い、その間に1万2,874人が死亡した。男女とも、コーヒー摂取量は、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクと逆相関していた。

なんて心地よい結果だ。学生時代、食事代はなくてもコーヒー代はあった不思議な生活を送っていた僕には朗報だ。ただ当時タバコとコーヒーは付き物で同時にとっていたので、その点だけは今だ悔やまれる。しかし、今になってコーヒーを多飲していた事が健康に良かったなどと言われると得したような気分だ。  自営の僕にとってはいつでも飲み放題だ。まだ薬局が処方箋調剤をしていなかった頃はそれこそ、薬局に薬を買いに来ていた人とよく一緒に飲んだ。そんなのんびりとした時代だったのだ。さすがに今は処方箋を持ってくる人が増えたから、和気藹々はなくなって、1人片隅で飲むのが実情だ。  今日は何故か暇なので、水戸黄門の「この紋所が・・・」を見に2階に上がったのだが、今日は生憎嫌われ者同士といわれている選挙があり、黄門様の最後の決めぜりふが聞けなかった。片や土地成金、片や韓国のあの伯母さんよろしい銭の虫。こんな奴の二者択一を迫られるのだから、あの国もたいしたことはない。いやいやたいしたことはある。戦後常に戦争しまくっている軍需産業に支配されている国だから。どうもあの2人にそっくりなのは日本にもいる。会社経営で成功した奴と、2世3世の世襲議員が選挙で戦っているようなものだ。簡単に例を挙げれば、損さんとアホノミクスが戦っているようなものだ。銭の力と親やおじいさんの力で政界入りしたボンボンと。  こんなつまらない奴らの顔を浮かべて飲んでは、折角のコーヒーの効果が半減する。心を満たしてくれる言葉や音楽や緑の風景に包まれてこそ香りの王者の恩恵を得られる。