3原則

欧州心臓病学会は現在、冠動脈疾患患者への長期スタチン治療ではLDLコレステロールの目標値を70mg/dL未満とすることを推奨しているが、至適値は実際にはもう少し高いことが新たな研究で示唆された。研究者らは、これらの結果は「2次予防においてLDLコレステロール値がより低いことがすべての患者にとってより好ましいという一律な原則を支持するものではない」と記している。一番伝えたいのは、「“lower is better”という考えはすべての患者に対して容認すべきではないということだ」と述べた。

環境省は22日、東京電力福島第1原発事故で発生し、千葉市が保管する指定廃棄物7・7トンの指定解除を、同市に通知した。全国初のケースで、放射能濃度が基準を下回った廃棄物の指定を解除し、一般ごみと同様の処分を認める国の新ルールに基づく手続き。環境省は4月末に放射性物質汚染対処特別措置法の施行規則の一部を改正。放射性セシウム濃度が基準値(1キログラム当たり8千ベクレル)以下と確認された指定廃棄物の指定解除が可能となった。これを受け、千葉市は新港清掃工場(同市美浜区)で一時保管している指定廃棄物(7・7トン)の濃度を再測定。8千ベクレル以下であることを公表し、先月28日に指定解除を申請していた。

 この二つの数字に平凡であるはずの一日を台無しにされた。上はあいもかわらずのコレステロールの値。下はあいもかわらずの放射能の値。金と権力を握っている奴等にとっては、数字など何とでも自分に都合の良いように書き換えられるってことを表している最近の出来事だ。  コレステロールは体の中の重要な物質を作る材料になるから、チョイ高めが一番元気で長生きってことは最近わかってきた。もっとも僕は20年以上前にそうした学術発表を聞いたことがあるから、厳密には最近初めて現れた知見ではない。コレステロールの推奨されるべき値をだんだん下げてきたから、そのたびに患者が増える。例えば100にしていた上限を90に下げれば、一晩で患者は何十万人も増える。それを繰り返していくから、元気な人まで病人になり、不必要なコレステロールの薬を飲まされる。かくしてこの国は1億高脂血症時代だ。血液ドロドロ時代だ。製薬企業や病院はたまらんだろう。国が勝手に患者を作ってくれる。雇われ学者は次に下げる理由を懸命に考えているだろう。  放射能の値は、嘗ては恐らく0、〇〇小数点の世界だっただろう。福島の事故の後、犯人達の身の安全をはかるためにとんでもない値を許容できる値と決めてしまった。恐らく福島の前までの値に比べれば10万倍くらい放射能濃度の物を口にするってことだ。生ゴミや缶と同じようにごみ収集車に集められ町中を走り回るってことだ。そうすれば埃となって町中をさまよい、結局は人が吸い込み、体からちょっとやそこらでは出て行かない。その間毎日朝から晩まで、レントゲン撮影をしてもらっているようなものだ。そんな度胸がある人がいるのか。レントゲンを内蔵しているようなものだ。  お上や政治屋の言うことはまず信じない。テレビコマーシャルはまず信じない。アホコミの言うことはまず信じない。全うに生きていこうと思えばこの3原則は必須だ。