復活

 笑ってはいけないのかもしれないが、なかなか表現が面白い。こんなに短い言葉で思わず噴出させてもらった。僕もその1人だが恐らく共感がほとんどだったのではないか。同じように短い言葉で国会まで動かした人がいるから、今度の人の労作も何かを動かしてくれたらと思う。  熊本や大分県の被災地の上空を飛ぶマスコミのヘりコブターの騒音で、家屋の下敷きになっている人たちへの掛け声がかき消されたり、そもそも神経を逆撫でされるみたいだ。月に一度上空を通られてもうるさいのだから、それが頻繁だったら頭にも来るだろう。まして、失ったものの大きさに打ちひしがれているときにそんなことをやられたら、なおさらだ。だから「マスコミのヘリコプターを撃ち落してもいい法律が出来ないかな」と言いたくなるだろう。  皆さんも感じているかもしれないが最近のアホコミの質はがた落ちだ。被災地の給油所で割り込んだ馬鹿などもってのほかだが、そんな低次元のことでは済まされない分野で同じことが正に進行している。このことは重大だ。アホコミの本来の役割は権力を監視すると言うものだが、日本の多くのアホコミは、正に権力の手先に成り下がって、大本営発表に手を貸している。戦前と同じ体質だが、これは日本人がほとんど知的に進歩していないってことでもある。グローバル化のせいで、情報を集めることに長けている人間だけが富を増やし、その他大勢に成り下がった人間と、考えられないほどの経済的、いやいや健康も教育も格差が拡大している。アホ大臣の恫喝にいとも簡単にお腹を見せる・・・・ミニチュアダックスか!  昼食のときに妻が、ミニトマトとごぼうを見せて、どちらも熊本産だと教えてくれた。地震にもTTPにも負けずに熊本の庶民の方は復活して欲しい。天災を理由にまたぞろ企業が儲けるのではなく、庶民こそがせめて元通りの生活水準に戻って欲しい。東に伊方原発、西に川内原発、ドカンといったらすべて終わり。庶民が天下をとらなければ復活はない。