反響

 関節リウマチ治療薬として承認されているトファシチニブと、血液がん治療薬として承認されているルキソリチニブが、発毛を促進する可能性もあることがわかった。米コロンビア大学(ニューヨーク)分子皮膚科学准教授のAngela Christiano氏らの動物研究で示唆された結果だ。研究では、マウスに移植したヒト頭皮組織に対して局所使用したところ、毛髪の成長が促された。副作用として、クリーム剤などで局所使用をすれば患者への曝露を制限できるものの、感染症やがんを引き起こす可能性がある。また、現状では月額3,000~9,000ドル(約36万5,000円~約109万円)の費用がかかると想定される。

 血圧の薬を研究していて、ひょうたんから駒で出来たリアップどころではない。当時の狂想曲を目の当たりにした僕としては、今度の発見が公にされたときの反響が想像がつく。今は医学関係者しか目にすることが出来ないが、早晩製品となって登場するだろう。ただし、それまで待っておれない人は、ガンになる危険を犯し、一月36万円から109万円を払えば使える。ふさふさになる前に、金が尽きるか、命が尽きるか分からないが。  開発途中の知識を得ていれば、それがどんな材料からできているのかわかる。ガンの薬の発ガン性は有名だが、まさかそれを頭に塗ろうとは思わないだろう。世界一の製薬会社の会長が数年前に言っていたが、難病以外の薬はもう開発の必要はないレベルに達している。不必要な薬をどんどん世に出し、患者を作り、売りさばいている。まるで、爆弾の売り上げの為に、こじ付けで戦争し、消費させ続けなければならない軍需産業のようなものだ。使い道がなく砲弾を積み上げるだけでは会社は潰れる。  正義などと言うものは何処にもなくなったのだろうか。