無邪気

 福島第1原発の敷地内から海へ放射性物質を含む地下水が流出している問題で、東京電力は27日、汚染水の漏えい源とみられる敷地海側のトレンチ(地下の配管用トンネル)にたまっている水から、1リットル当たり23億5000万ベクレルの高濃度で放射性セシウムを検出したと発表した。(毎日新聞) この記事を読む前に、確かその南の県で海水浴場が事故以来初めて再開された(る?)という報道を見た。西の方の人間にとっては地名を正確に地図の上に落とすことが出来ないから、グーグルで調べてみた。何と驚くなかれ、その地名の場所は福島県に接している?場所だった。この二つの報道を見てあの辺りの人は何を思いどんな行動をとるのだろう。どうせ今に始まったことではないから、今までのように政治や経済を優先するのだろうか。海水浴は子供か若者しかしないから、危険度はかなりのものだと思うが、それでも海水浴場を再び閉鎖するというニュースはまだ伝わって来ない。 何もなかったことにして罪を免れるだけではなく、これからも又貪欲に富をむさぼる奴らに好き勝手にされて、物言わぬ被害者のまま質を落とした生活に甘んじるというのだろうか。いつの間にか身体中の体調不良で暮らさなければならない事に対して覚悟は出来ているのだろうか。時間とともに抱えるものが次第に重くなることに対しての覚悟は出来ているのだろうか。  何も教えられないまま無邪気に水と戯れる子供や青年の姿を想像すると悔しい。