大切なお知らせ

 厚労省より、6月1日から第3類医薬品以外の一般用医薬品がインターネットや通信販売で販売(購入)できなくなるため、それらの方法により薬を購入し使用している人が困らないように、期限を決めて経過措置を設け、その措置の対象としては、6月1日以前から漢方薬など特定の薬を継続して飲んでいる場合や、薬局・店舗のない離島等に住んでいるために薬局等での薬の購入が難しい場合に限定するとの考えが示された。

 上記のように、多くの方が心配してくれていた懸念が一応避けられそうだ。6月1日から漢方薬を郵送販売してはいけないと言う規制が始まる予定だったが、さすがに厚生労働省も薬局とネット販売業者を区別してくれることになった。僕の場合、直接薬局に来てくれる人に負けないくらい情報のやりとりを郵送の人とやっている。ほとんど地元の人より親しくなって友人のような人も何人かいる。皆さんが発した言葉や声をかなり真剣に吟味している。ちょっとした一言の中にヒントが隠れていることが多いから。皮膚病はさすがに見なければ分からないことが多いが、その他の疾患は膨大な言葉のやりとりでかなり本質まで迫れる。この所、成り行きを見まもるために少し引き受ける患者さんをセーブしていた。しかし、上記のように今まで飲んでいた人に限って薬を送っても良いという特例で終わるとしたら、逆に今月中に一度でも僕が薬を送っていなければならない。そうしないと来月以降に初めて頼まれても送れないかも知れないのだ。もっともそれも理不尽で、きっと厚生労働省も認めてくれると思う。僕らは食っていくだけなら、地元の人達だけで十分なのだ。縁があって知り合える遠くの人達には、生き甲斐を頂いているのだ。それを販売だけが唯一の目的の業者と一緒にするのがそもそもおかしくて、その点を見落として、漢方薬の郵送に反対していた薬剤師会自身にも失望した。 僕の漢方薬を飲んでみようかどうか迷っている人がいたら、念のため今月中に一度連絡して欲しい。そうすれば安心して来月以降を迎えられる。