我が家にかかってくる電話は、ほぼ薬に関するものだが、その日の朝、一番の電話は訃報だった。この年齢になれば、次第に失っていくのが自然だと思うが、それでも僕は、いまだ新たに手にしているものがあるから踏ん張っておれるのかもしれない。そう思った。 …
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