能力

何で8月と言う月が口から出たのか僕にはわからないが、何かがその時にあったのだろう。 お嬢さんが「去年のちょうど今頃から来だした」と言ったから、僕との付き合いは丸々1年と言うことになる。1年で随分と血色がよくなり、見た目にはスリムで物静かなお…

肌感覚

難しいことはよくわからないが、例えば東大の経済学部を出て官僚になっている所謂専門家より、肌感覚では理解は上ではないのかと錯覚してしまう。本当に僕の自惚れで済めばいいが、下記の文章を書いている人の推察を否定しきれるのか、官僚たちに公の場で語…

射程

僕にとっては珍しいことだ。夕食後ソファーでついうとうとしてしまった。 薬局に来てくれる人はすでに目撃しているが、この2、3週間くらい、僕は何でも屋さんをしている。恐らく、本来の僕の仕事だろう漢方相談と漢方調剤は勿論、OTCの販売からレジ打ち…

度胸

何でも口に出して、それらしい人には尋ねてみるものだ。 一昨日の、例の摩訶不思議なパソコン上の出来事。大切なメールが直接ごみ箱に入ってしまうのだから、手に負えない。僕がこうしたときに頼りにしているのが、漢方問屋の専務さん。そして税理士事務所で…

国際救助隊

この分野のことを書くには一番適さない僕だが、あまりにも不思議な出来事だから、ボヤキを含めて書いてみる。 本当にたまに相談者のメールが迷惑メールに入ってしまい、何日も僕の目に触れないことがあった。ところが最近見つけたのは、迷惑メールどころかご…

三途の川

1月にコロナに感染し、鼻と咳の後遺症に悩まされている方。いわゆる後鼻漏で、それも次第に改善している。 一番ひどい時は、何も考えられなくて、何もする気が起きなくて、このまま終わるのだろうかとそればかり考えていたらしい。そこで僕が「危なかったな…

無料

TOTO来た。と言うより、すごく早く来てくれた。お願いした翌日に来てくれて、作業も素早かったし、何より無料と言う点がよかった。 1週間くらい前に、事務室の水道が蛇口の栓を閉めた後も水滴が等間隔で落ちているのに気が付いた。1滴ずつ、それも数秒…

散弾銃

我ながらうまく例えられたなと、本人に向かって言うのだから、どんな薬局かと思うかもしれないが、今も昔も本心のオンパレード。 手元に3種類僕の漢方薬を持っている女性から、2つをほぼ同時に飲んでしまったとメールがあった。そんなことをしてよかったの…

倉敷天領太鼓

毎年この時期に楽しみにしている倉敷音楽祭の和太鼓のコンサートに行ってきた。倉敷天領太鼓の演奏会なのだが、ますます上手になっていて、岡山県のチームもこれでどこの県のチームにも劣ることはなくなったと確信した。 中心人物の山部泰嗣がプロなのは分か…

幸せ

お世話になっております。今日、合格発表がありました。結果は不合格ではありましたが私と息子は落ち込んではいません。あれだけの体調だったのに先生と漢方のおかげで受験に挑むことができました。学校も卒業できました。もうそれだけで十分なんです。こん…

美学

強いチームで勝つ。僕にとって何の美学も感じないから、大谷選手に対しての興味は急速にしぼんで、今は何の興味もなくなった。むしろ彼のニュースを流せば視聴率が取れるのかと、あからさまなメディアの狙いが透けて見えるから、映像が流れるとすぐにチャン…

弱気

よくもこれだけのことのためにお互い5年間も頑張ったものだと思う。治療する側はさすがに経済的なメリットはあるだろうが、される側の出費は相当のものだったと思う。まして効かないと訴えると、そんなことはないと怒られたそうで、踏んだり蹴ったりとはこ…

跋扈

「人新世の『資本論』」で知られる東京大准教授の斎藤幸平さん(37)の文章を読んで・・・ コロナ前の京都に行ったときに、どこに行っても外国人ばかりなのにうんざりした。世界的に有名なのはいいが、落ち着いて観光する環境にはない。日本人が落ち着いて観…

鎮静剤

「人新世の『資本論』」で知られる東京大准教授の斎藤幸平さん(37)の文章を読んで・・・ 田舎に暮らして、都会の生活など全く知らない僕にとって、ニュースなどで放映される光景を見ていたら、上から下まで金持ちでぜいたくな暮らしをしているように見える…

肌感覚

「人新世の『資本論』」で知られる東京大准教授の斎藤幸平さん(37)が一昨日毎日新聞に投稿していた文章は、素人が長年肌感覚で積み上げてきた考え方を裏付けてくれるものだった。2600字に及ぶ文章だから、素人が要約するようなことはできないが、ここ…

宝の持ち腐れ

血圧の薬をいくら調節してもらっても、ますます調子が悪くなり、ふらふらして気持ちが悪いと診察を受けに来たらしい。血圧を下げる薬は内科にとって日常茶飯事の処方だろうが、下げなければならない、下げると調子が余計悪いとなると、息子も困ったのだろう…

場外ホームラン

大谷選手の結婚のニュースが多く流れているが、良い意味で、この国の人はお人よしが多いなと感じる。バッターボックスで一振りしただけで、庶民の年収と同じくらい稼ぐ人の結婚をこんなに喜んであげるんだ。僕は、メディアのいかにも視聴率稼ぎの空っぽの時…

禁句

「施設に入れればいいが!」の声掛けが救いになる人もいれば、逆のこともある。この女性の場合、圧倒的少数の後者にあたる。 「お母さんの調子、どう?」と尋ねると、「ちょっとは進んどるかな~」と答えた。もう何年も1週間ごとにお母さんの痴呆の漢方薬を…

視線

「ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」このフレーズが幾度もなく頭に浮かんでくるのは、主に漢方薬を作っている時で、この歌に別に励まされているわけではないのに、ユーチューブで中島みゆきのこの歌をアップしている人が多くて、そしてその…

23日の休日は、なぜか前日二人の方から連絡があったので、いつも通り9時にシャッターを開けて待っていた。9時に約束していた方がすんだころ、この方が約束通り来てくれた。その後結局は午後1時まで丁度うまいこと重なることなく人が来てくれて、一人で…

豆腐

豆腐の一丁ならわかるが、お金の一兆は分からない。想像もできないくらいのお金を、外国の一企業にやるのか。国民の税金を誰に断って使っとんじゃと思うが、政治屋や上級公務員は勝手に誰にでもやることが出来るらしい。数周遅れの半導体の技術が欲しいのか…

数年ぶりに漢方薬を取りに来たから、「家族は元気?」と柄にもないことを尋ねてみた。合理主義が身に付いている僕も、やっと大人になれたようだが、尋ねたことを後悔するような答えが返って来た。 お母さんが亡くなって丁度1年になるらしく、あの気風のいい…

不燃粗大ごみ

なんとも情けない話だ。この程度の重さでも腰の心配が先に立ち、恐る恐る腰を入れて運ばなければならないのかと。 若い人なら何でもないような電化製品をいくつか捨てた。2階から駐車場の車まで、車から集積所の地面まで。夜陰に紛れてのことだから、怪しま…

初耳

お子さんが医療に不信感を持っていること、お母さんがお子さんのことを心配して内緒で来ていることを理由に漢方薬を作ることを断ったが、僕にはとても有意義な出来事だった。なぜならそのお母さんが教えてくれた医療機関での診断名が初耳だったので、知識を…

老衰

今日フレイルについてのある報告書を読んでいて「90歳を迎える人の割合は女性では約50%ともされている。そのなかで、「老衰が死因の第3位となっており、老衰の予防が重要となっている」と言う件を見つけた。フレイルにありがちな痩せを克服するためにたんぱ…

3連荘

カルテに身長と体重を書き込み、肥満度も計算して書き留めておくが、ある日小数点以下が全く一文字で延々と続くことを経験した。今になれば、誰のか覚えていれば再現できるから面白いが、当時はこんなこともあるんだくらいですぐに頭から消えた。 昨日も面白…

定着

1か月早かろう!と僕を怒っても季節を引き留めることはできない、スーパーマンなら地球を逆回転させて、恋人を助けることはできるが、僕が頭を逆回転させたら、地球ではなく目が回る。 いつもやってくる時間帯ではないから「どうしたの?」と尋ねたら、「ぬ…

期待

先週玉野から帰り道、進行方向とは逆に何か新しい店舗が出来たみたいで、2月9日オープンと黄色の大きな看板が出ていた。と言うことはオープン二日目くらいに僕が見つけたことになる。3車線道路の反対方向で見つけたのだから余程目を引いたのだと思う。ただ…

植栽

植栽は高い。 ドッグランを作るまでは全く関係のない分野だったから、木や花などがどのくらいするのか、もっと言うと、プロにそれらを植えてもらうとどのくらいするのか全く知らなかった。だから請求書を見て毎回「高いなあ」と思っていた。今回も10数本の…

堆肥

漢方薬を作り、会計が済んだ後、少しばかり立ち話をした。 一時大学で教鞭を取っていた方だから、なかなか話が面白い。今日も関係している農業管理団体の一行が能登にボランティアに行ったらしい。さすが農業に従事している人達で、排せつ物の処理の手伝いに…